決闘の理由
「おい、聞いているのか。さっきから何を目を瞑って頷いている!!
さっさと俺と決闘をしろ」
「そう、言われても。まずは決闘の理由を、だな」
レオが困ったかの様に言うと。それが伝わったのかサイマンが一旦落ち着いたかの様に見えた。が、すぐに。少し起こったかのように。話はじめた
「話を逸らすな!」
ほっんとに、話が通じない。ここは何故か怒っている。レーシャの、助けを願うか…
そう、思い俺はレーシャに顔を向けると、そこには既に行動を移そうと、していたレーシャの姿が写った。
そう、レーシャはサイマンの頭を殴ったのだ。もちろんレーシャは見た目こそ。普通にかわいい子供だが、実際はそこらの冒険者と肩を並べても、際さないレベルに強さを持っているのだ。そんなレーシャからの、無防備な状態での拳骨である。
ドッゴーン
そんな音が聞こえた
痛そう、てかあれは俺でも痛いぞ。多分
「サ・イ・マ・ン」
そこでレーシャが丁度、握り拳をサイマンに見せながら。サイマンの名前をゆっくり丁寧に、言って見せた。こ、怖い。あれってほんとにレーシャか?
やっぱりこの世界の女性は、怖い
「ひぃ、れ、レーシャ。こ、こここ、これは違うんだ。き、聞いてくれ」
「何が違うのかな?」
それからは、レーシャの無双だった。先程までのサイマンの威勢は、何処へやら。
例えるなら。主人に怒られて、怯える子犬の様にシュンと、していた。
そう、レーシャに怯えるただ一人の人がそこに、いたのだ
レーシャを怒らせるのは、止めよう。俺がそれを誓った瞬間だった。
いや、ほんとに怖い。もうね言葉では表せない、怖さが存在した
ややあって
「レオ、すまねえ」
「あ、いや良いんだ」
そう、良いんだよ。むしろあれだけこっ酷く、レーシャにやられて。更に俺からもってなるほど、俺は鬼ではない
「ありがとう」
「うん…」
「その、だな。もし良かったら、今回の詫びに何でも言ってくれ、俺に出来ることは、何でもするから…」
「何でもって、言われても…」
うん、聞きたい事はな…いや、一つだけ聞きたい事が、あったな折角だし聞いて見るか
「なあ、サイマン一つだけいいか?」
「ああ、良いぞ。そもそもこれは詫だしな」
そう、サイマンが言うと、同時にニッカと笑った
「その、サイマンって、何で俺とそんなに決闘をしたがったんだ?」
「ああ、その事か…」
それから、サイマンは語りだした。言ってしまえば。日本の男子小学生にあるあるな、強い男になりたいだった。
そう、日本の子供と、同じだったのだ。
世界が変わろうと、人の考えは変わらないのだな。
例えそれが、中世ヨーロッパ風の町並みでも。
例えそれが、科学が、殆ど発展していなくても。
例えそれが、人の生き死にが、常に隣合わせでも
例えそれが、魔法がある世界でも
人の考えは、変わらない。俺はそれはしった瞬間だった。
なんだか、今日はこの世界に来てしばらく立っているのに。知らない事がいっぱいだったな。
この学園の学園長オリビアの事、そして人の考え方である。
何だか、いい気分だな。オリビアさんにのときは。あまりの凄さに、呆気を取られてしまって。更に平和的ではない、内容だったので、あまりいい気分には、なれなかった。だがサイマンは、どうだ。
そう、これは一種の子供魂だ。心が暖かくなる言葉なのだ。
当然いい気分になる、よし!やるか
サイマンが、俺と決闘をしたいなら。だが今は駄目だな、今のサイマンはあまりにも弱い、だからサイマンには強くなってもらおう。そこための補助は俺がする。
そうして、その時には。改めてサイマンと決闘と、言うなの、子供魂の遊びをしよう。ああ、良いなこういうの。俺の子供時代は、最悪だった。だからこんな気分になるのは、初めてかもな
これがレオとサイマンの初めての、出会いだった。この時のレオは知らなかった。サイマンとの未来の関係について。
そう何故、神眼を使わなかったのか。この時の俺は後悔することになる、とは知らずに
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nameレオ 年齢10
職業 精霊王/熾天使
性別 男
Lv182/Lv1
HP/ 11600+1000
MP/ 測定不能+1000
STR/ 3500+500
VIT/ 400 (固定)+1000
DEF/ 400 (固定)+1000
AGI/ 3800+1500
【スキル】
全耐性MAX/剣豪Lv1/拳豪Lv1/算術LvMAX/礼儀Lv1
【tスキル】
限界突破/魅力Lv1/カリスマLv2/犠牲結界
【固有スキル】
超回復/多重思考/思考速度上昇/精霊召喚/天使召喚/合成/イベントリ/天使の翼
【神スキル】
神速/導く者/????(未覚醒)/全言語理解/魔法Lv5/神の審判Lv1
【神話スキル】
真・神眼/精霊魔法・極/全未来変換
称号
異世界から来た神の使徒
三女神の寵愛
女神の過保護を受けすぎた者
全ての精霊に愛された者
全ての天使に愛された者
神の代行人
【 の思いの記憶】
逸脱者
英雄(魔)