自己紹介とその概要 取り扱い特に注意なし。
有り体にいうと地方都市に住む男の話。
都会だろうと地方都市だろうと
現代の日本人ならばある程度は
共感できるであろう
か否かは分からないが
季節の果物でも食べながら
お読みください。
概ね私の生活圏内は5キロメートルである。
そう思うとこじんまりとした男であるが
全くもってその事に不満も違和感も感じていない。
アナリストのコラムやら
雑誌の特集なんかではまず駄目な部類の人種に
なってしまうだろう。
会社や学校というのは生活の中心にあたるのだから
近い方が良い。
多分そうだ、いや少なくとも私はそう思う。
私は独り身なのでいくらでも
会社の近くに引っ越せるわけである。
よって私のアパートから会社までは車で7分である。
もっといえば会社の隣にもアパートはあるが
余りにも近いとプライベートと仕事の区切りが付けにくいとか
同僚のたまり場に成ったら嫌だとか
朝カーテンを開けたら会社が見えてげんなりするとか
理由を考えたら近すぎるのも良くない
理由は山程出てくる。
山程出てないが出てくる。
でだ
そう私は車を持っているし
ごく普通の地方都市に住んでいるから
何かしら用事があれば数十キロ位は移動しなければ
ならないのが普通だろう。
いや待てよ。
普通の地方都市といって皆が思い浮かべるものが
どこまで統一的なのだろうか
地方都市に住んでいる人の思い浮かべる
地方都市と
東京や首都圏近郊に住んで人の思い浮かべる
地方都市とでは驚くほど
感覚が乖離している可能性がある。
海外の旅番組なんかでも
2.3時間で着きますよ。
とか言って実際はとんでもなく険しい山道を
10時間歩きました。
みたいな事の縮小版が起きているかもしれない。
まあ何にせよ私はみなさんが
思い浮かべる、ザ地方都市に住んでいる。
高校を卒業して初めての勤めた会社で10年が経った頃
私の会社倒産した。
その後、ショックと何ともいえない脱力感と解放感で
日本中を北海道から南に向かって旅をした。
どこぞに良いところがあれば永住したいとも思っていたが
結局故郷に戻ってしまった。
そして今の会社に就職して2年になる。
今年に入ってからは新たな家族も増えた
メスのチワワのチロルである。
白のスムースコートの美人さんである。
昔パリスヒルトンが飼っていたのが
ちょっと俗ぽくて嫌だが
チロルには何の罪もない。
そしてどんな犬を飼うのかの決定権も私にはなかった。
そもそも私には哺乳類のペットを飼おうという
概念がすらなかったのだから。
では何故チロルが私のペットになったのかを
私もまた気持ちの整理も含めて
思い出していきたい。
ほどほどに