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詩、紡ぐ場所(α)

小粒な詰め合わせ@Vol.4

作者: 蒼井托都

■指切り■


指切りの拙い温度が切ないの


一本の指の温もりは


あまりにも頼りない筈なのに


心灯す糧になる


もっと触れていたいのに一瞬


触れては離れる指先


「気にしない」と焦がれてる


あたしの心みたい




■御返し■


何時になくただ流されるだけの日々に


虚しさを禁じ得ないなあ


こんな時は貴方が口ずさんだ歌を


思い出してすぐ近くに感じるのさ


今は未だ


これがあたしに出来ることの総てなのです


貴方から貰ったすべてにどう御返ししようかと考えている最中なのです


どうか其処から動かないで


待ってて




■LAMP■


ふてくされた分からず屋


もう少し考えてみて


二人の手を伸ばしても


けして光までは届かない



あの太陽を目指してもきっと


幸せなんか掴めない


せめてこのランプに灯る


拙い炎が頼りだと


認め合った瞬間を


思い出してみて


むせ返るような暗がりの中で


寄り添い合ったことを


さあ




(C)Aoi Tact


・指切り

好きだった人と小指と小指を~という経験は皆無でしたが、そういう光景を妄想しながら書いていたと思われます。


・御返し

“おかえし”と書いて“おんがえし”と読ませたい作品です。


・LAMP

眩しすぎる人を追いかけてると苦しくなるから、身近にあるささやかな光を大切にしよう的な心の動きから出てきた言葉だったように思います。


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