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因縁2

その後は、なんともあっけない物だった。はっきり言って今までやってきた避難訓練なんか役に立たなかった先生も太刀打ち出来なかった。人がどんどん朽ち果てているのを見ているうちに≪このまま此処に居ると僕も…≫という思いが頭の中に渦巻いてきた。

そして僕は教室に逃げ込むと、しっかりと鍵を掛けて更に見つかってしまわない要に掃除要具入れの影に隠れた。



他人を誰も助けないで。


 結果僕は助かった。その時降臨した天使によって街は、壊滅した。そして僕は一生嘘をつくこととなった。

「みんな、別々の教室に隠れた。結果僕だけが生き残った。」と


こうして再び日本人に天使の恐怖を思い出させた事件は終わった。友を見捨て親を殺された卑怯者を残して……

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