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アナタが好き いけない恋編
どこまでいけない恋なのかはご想像にお任せ致します。
アナタが好き。
私はアナタの視線を背中に感じる。
私がアナタの前にいるのだから当たり前だし、自意識過剰なのはわかっている。
でも感じる。確実にアナタは私の背中を見ている。
これ以上アナタの視線を感じていたら、どうかしてしまいそう。
でも今は授業中。いきなり逃げ出す訳には行かない。
私は耐えた。アナタの視線を意識しないように別の事に集中した。
でも遂に耐え切れず私は教室を飛び出した。
黒板に大きく「自習」と書いて。