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アナタが好き 極道の女編その弐
アナタが好き。
またそんな手紙を見つけた。
私はヤクザの組長の妻。
この前はちょっとした早とちりで恥を掻いたが今度は間違いない。
この筆跡は私じゃない。
性懲りもなく、その女は「結婚したい」と書いている。
許さない。白状させて、その女のところに乗り込んでやる。
そして、極道の女がどれほどのものか思い知らせてやる。
私は旦那の帰りを待ち、その手紙を鼻の先に突きつけた。
すると旦那は言った。
「それ、娘の手紙じゃねえか」
アナタが好き。
またそんな手紙を見つけた。
私はヤクザの組長の妻。
この前はちょっとした早とちりで恥を掻いたが今度は間違いない。
この筆跡は私じゃない。
性懲りもなく、その女は「結婚したい」と書いている。
許さない。白状させて、その女のところに乗り込んでやる。
そして、極道の女がどれほどのものか思い知らせてやる。
私は旦那の帰りを待ち、その手紙を鼻の先に突きつけた。
すると旦那は言った。
「それ、娘の手紙じゃねえか」
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