前へ目次 次へ 16/35 アナタが好き 未来編 アナタが好き。 君はそれしか言えなくなってしまった。 あまりにも進行が早い。 手は尽くしたと言われた。 僕は納得ができず、あらゆる可能性を探した。 でも無駄だった。 君は日に日に衰えて行く。 自分が本当に情けない。 こうなったら、君の寿命が尽きるまでずっとそばにいるよ。 片時も離れずにそばにいるよ。 「アナタが好き」 君は虚ろな目で最後に僕に言ってくれた。 僕は号泣した。 友人が僕に言う。 「早く電池取り替えろよ、その人形」