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アナタが好き ミステリー編
アナタが好き。
それだけ書かれた手紙が直接家のポストに投函されていた。
心当たりがない。
非常に気味が悪い。何者なんだろう?
多分犯人はまた同じ事をする。
そう考えた僕は張り込みをした。
夏休みだからできる対抗手段だ。
一晩中自分の部屋からポストを監視した。
しかし犯人は現れなかった。
夜が明けた。
僕は諦めかけた。
その時だった。
犯人が現れたのだ。
意外な犯人に僕は思わず頬が緩む。
それは隣の幼稚園児のミコちゃんだった。