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昭和なデパート巡りでメリークリスマス  作者: 佳尾るるる


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2/4

第2話 デパートの楽しみは下から上へ おめかしと50年前の約束をついに・・・

 無人のエレベーターを降り駅に向かったとき


「昭和はもう終わり、ぼくも終わりかな」


 サンタさんも来ないおじいさん一人床で、思い出に浸りながら、眠りにつく。


 ここは多分ぼくの夢の中


「ねぇ葵ちゃん」


「誰?」


「私よ茜だよ」


やばっ幽霊?眼の前にはあの頃の茜ちゃんみたいだけど、おそるおそる


「まじで茜ちゃん?」


「そうだよ、久しぶりだね」


ってぼくなんか良からぬことをして祟られてるの?気を取り直して


「どうしたの茜ちゃん、あの頃のまんまじゃん」


「葵ちゃんこそあの頃のまんま。すっごい可愛らしいよ♡」


とりあえず少し話題を変えよう。


「葵ちゃん私デパートに行きたいよ、あの時行けなかったから」


そう小4のあの時クリスマスイブに近くのなんちゃってデパートに2人で行こうって約束していたけど、そこはもうない。そこでかなり遠いけど


「じゃぁ川瀧の丸中屋にしよう。そんなに広くないし、歩き回るの楽だから」


「じゃぁ行こう二人で、やっと行けるね。」


「よっしゃ」


と言ってもこれから寝ないと。だけどベッドは1つだけ。


「茜ちゃんぼくのベッドで寝て」


「葵ちゃん風邪引いちゃうよ。久しぶりに一緒に寝よ」


恥ずかしさと申し訳なさが交差しながら、一緒に眠る。どうやら昭和にタイムスリップしたようだ。


 ぼくも子供に戻ってしまったので、着るものがない。初期アバターの服を着て、茜ちゃんと手をつないで、久しぶりに紙の切符を買って、油臭い木の床のボロい電車通称ダサ鉄に乗って川瀧に向かう。もちろん子供料金。そんなボロ電車を無事に降り、丸中屋通りへ。


 クリスマスイブだからか、丸中屋通りはクリスマスの装飾やPOPに彩られ、人の行き来も多い。どの店も活気にあふれ、プレゼントやパーティーの品物を抱えた人が大勢いた。


 そして丸中屋。ココもかなりの人。早速どうしようか?財布には3万円入っていた。そこで


「茜ちゃん服買おうよ」


「そうしよ」


と言ってエレベーターのおねいさんの案内で子供服売り場へ。


 ほんとはジーンズにスタジャンみたいなカジュアルにしたかったけど、やっぱデパートは神聖な夢の場所なので、フォーマル寄りのおめかしにしようとなった。


 ぼくは淡い茶色のセーラー襟のジャケットに同じ色の厚手のかぼちゃみたいな半ズボン。茜ちゃんは淡くグレーがかかったピンクの厚手のケープジャケットに同じ色、同じ厚さのスカート。靴はワンストラップシューズでお揃い。しかし足元は裸足。そこに茜ちゃんなにか持ってくる。それは薄いストッキングとくるぶしにフリルが付いた白いソックス。どちらも女の子用。


「恥ずかしいよぼく、ストッキングなんて」


「葵ちゃん似合うよ。脚スラッとしてるし、それにストッキングなら大人っぽいし、すっきりしてもっとおしゃれになるよ」


 まぁ悪くはないか、もう二度とこういう機会もないから、うんとおめかししようと。


 二人揃って試着室にはいって、茜ちゃん


「ストッキングは破れやすいから、そっとね。それにしても葵ちゃんなんか体も女の子みたい。いい匂いもするし、おしりも丸くてきれいだし、ウエストもすこしくびれているような・・・」


「恥ずかしいよ。んっで、形成逆転~~ 茜ちゃんくすぐられてるぅぅぅ」


「きゃぁぁ葵さんのえっちぃぃぃ」


どこかのアニメのヒロインがお風呂を覗かれて発するセリフだけど、茜ちゃん目が笑ってる。嬉しいの?


 着替え終わって改めて見ると、茜ちゃん上品ですごいかわいい。ぼくのこともそう言ってくれる。


 次は一つ上の階のアクセサリー売り場。また茜ちゃん2つなにか買う。混み気味なので、迷子にならないよう手はしっかり繋ぎ止めておく。ほんと茜ちゃんの手は柔らかくて暖かい。茜ちゃんもそう言ってくれる。


 次はレコード兼楽器屋。あの当時のロックのヤバさや演歌の妖艶さや色気、アイドルの可愛らしいジャケットを眺めていると、店内告知で伝説のあの人のデビューミニライブが屋上であるらしい。後で見に行こうと、茜ちゃんと示し合わせた。


 本屋に寄って当時の本を懐かしながら眺める二人。思い出はつきない。エロい系見ようと思ったけど止めた。あの頃のはもっとケバくてエグくて、頭の中に入れておこうと思ったけど・・・・


 文房具屋、おもちゃ屋、電気屋はプレゼントを買う人でいっぱい。


 そして大食堂。行列待ちかと思いきや、それほどでもなかった。クリスマスだからか、パーティーの品物を買って帰るだけの人が多いからかもしれない。


 少しでも『続きが気になる』、そう思われましたら下の【☆☆☆☆☆】や【ブックマーク】で応援していただけると、執筆の励みになります!」

 

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