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「国のために死んでくれ」と私を捨てた王子が、300年間ずっと私の目覚めを待っていたらしい  作者: 蒼山りと


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第26話:王都への帰還

 ついに、王都にたどり着いた。

 かつて栄華を誇った都は、今は瓦礫の山となっていた。

 崩れた城壁。雑草に覆われた大通り。

 でも、私には見える。

 人々が行き交い、笑い合っていた、あの日の風景が。


「……ただいま」


 私は呟いた。

 三百年ぶりの帰郷。

 隣には、カイゼルがいる。

 それだけで、廃墟が黄金の都に見えた。


「……ああ。おかえり」


 カイゼルが答えた。

 その声は震えていた。

 彼にとっても、ここは始まりの場所であり、終わりの場所なのだ。


「行くぞ。……城へ」


 私たちは歩き出した。

 瓦礫を踏みしめる音が、歴史を刻むように響く。

 この先に待つ真実が、どんなに残酷でも。

 私たちはもう、手を離さない。

 城の玉座には、全ての元凶が待っているはずだ。

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