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はるかの日々  作者:
91/170

91.車中閑話②

「ハァ〜、たわわなオッパイ………張りがあって柔こくてツンと上向きで、しかも重力に抗い続けるメロンちゃん。今だけはアタシのモノ」


「いやいや、私んだからね? ホントにエロオヤジみたいだな、優子は」


「こんなエロい身体してるのが悪い。チュプ」


「んっ」


「れるれる………トゥルン」


「んはっ!」


「相変わらずいい声で鳴きやがる。もうムラムラが止まらない」


「………バカ」


「キャワイイ〜!」



昨晩に引続き寝起きの早朝から励んだ2時間。そして今は賢者タイム。女にもあるのだろうか?


「遥ってば免許皆伝なの?」


「オウヨ」


「自衛隊や怪獣とも戦える感じ?」


「怪獣は無理かな?」


「自衛隊はイケると?」


「うん」


「躊躇なく言いやがった。このバッキバキの身体がどう動くのやら………今度修と組手するところ見ちゃダメ?」


「見ちゃダメ。それに私や修がマジになったらそもそも普通の人には視えないよ?」


「そんなんか! そんなアルティメットなボディが舐め放題とか、もうね、全てがご褒美。ほら、お又開いて?」


「まだやるんかい!? 性欲モンスターかよ!」


「そんなもんさ、体力の限界まで尽きる事ないし? むしろ体力尽きても性欲は尽きないし?」


「お化けかよ………まぁ、求められて悪い気はしないんだけどさ。でも後があるからここまでね?」


「チッ」


「ほら、シャワー浴びよう」


身綺麗にして服を着てからマンションの部屋を出る二人。

今日はこのあと結城蛍、倉持友梨佳、そして有理と合流して茨城県北部までアンコウ鍋を食べに行く約束がある。5人なら普通乗用車で乗れるんで、茜のレクサスを借りて行くことにした。運転手は遥だ。

クルマの運転も駐屯地で訓練を受けてオン、オフ共にセミプロレベルの腕前に。勿論安全運転も出来る。うん、出来る筈だ。


有理を拾い都内へとクルマを走らせる。あとの二人は結城蛍の自宅に居るとのことなのでそちらへ迎えに。

なにやら出来上がった感じの二人は並んで後部座席へ。有理と三人が並ぶ席次だ。


「それじゃあ高速乗って北関東へ行くよ?」


「茨城の人って北関東とか言われるの嫌がらない?」


「有理ちゃん、私は気にしないよ?」


「あ、蛍ちゃんてば茨城県だっけ。結城市出身?」


「本家はね。家はつくば市よ」


「あー、よく分かんないとこだ」


「大昔につくば科学万博っていうのをやったらしいわ。だからって大都市になったとかいう訳でもないんだけど」


「へー」


「興味ゼロねぇ。仕方ないけど」


「友梨佳ちゃんは東京?」


「ええ、都心ではないけどね。砧公園の近くよ」


「世田谷区民じゃん! そしてわたしらは千葉市民と。あとは埼玉と神奈川が居れば………」


「居れば?」


「関東制覇!」


「………群馬県と栃木県は?」


「その辺はパスでよくね?」


「そんな事言ってるとなんかのバチが当たるよ?」


「どんな?」


「え? ………なんだろう?」


「じゃあ到着するまでに考えておいて?」


「後ろ三人で不人気県ディスり?」


「その手の話題に私は不参加で願います」


「友梨佳ちゃんは………都民風吹かせてるカンジかぁ。好感度が20ポイント低下よね」


「優子ちゃん、これはね、金持ち喧嘩せず的な思考で、そんなつまらない争いには混ざりたくないの。そこをご理解頂けるかしら?」


「カンジ悪!」


「有理ちゃん、それはね、千葉県民の僻みなのよ。きっと」


「「何だと!?」」


「アツくなるなっつうの。千葉県民らよ」


「あら、遥ちゃんの千葉弁」


「蛍ちゃん? 茨城でも言うでしょ?」


「南部はね? 千葉県に近いとこだけ?」


「………皆んな落ち着こうか。一旦冷やそう………よし、皆んな大好きマモルちゃんの話にしよ?」


「ケッ!」


「優子は相変わらずかぁ。後ろのわたしらは特に嫌いなこともないし、だからといってなんか思うところもないし………盛り上がらないよ? 遥」


「分かってねーなー、そんなら私が教えてやろう。マモルちゃんの素敵なところ25選を!」


「いらねぇ!」


「パス」


「その頭脳には興味あるけど……それ以外はパス」


「男だし? 私もパスかな?」


「貴様ら!!」


「ほら遥、前見て。それじゃあね、アタシが遥のエロいとこを解説するね?」


「あ、わたしも参加して良い?」


「今の私は友梨佳ちゃん一筋」


「蛍は可愛いな。でも遥ちゃんのエロいとこには割と興味あり」


「止めえ! あ、守谷サービスエリアに寄るよ。お花散らしてきな?」


「「散らしてどうする!」」


「遥ちゃんになら散らされてもいいかな?」


「あ、私も?」


全員で摘みに行った。

アンコウ鍋は今夜宿泊する宿で頂くので昼食は大洗で海鮮を食べる予定。時間はかなり余裕がある。


「お茶していこうか?」


「「「「賛成」」」」


美少女とはもはや呼び難い二十歳間近の美女達と色香漂う大人の女のグループは凄まじく目立った。

特に黒髪ロングのツートップは男のみならず老若男女の視線総取りだ。

小学生低学年くらいの女の子が友梨佳を遠巻きにしながらウットリとした顔で見つめている。

遥へは高校生男子らしきヤンチャそうな三人がガン見している。今にも動き出しそうだ………が、遥が長距離ドライブするのに単独なんてあり得ない。

遥へと踏み出した三人組の後方からコテコテのどヤンキーがズカズカと近付いて三人中、二人の首根っこを掴んで後ろへ引き倒した。


「おう、コラ。テメエ俺にガンくれたよな、あ? まあよ、無事に茨城出られると思うなよ? アン?」


真っ正面からの言い掛かりである。

後ろから近付いて“ガンくれた”とか、物理的にあり得ない。


「なぁ!? アンタ初見だろ? しかも後ろから来てガンくれたとか、あり得ないじゃん!」


全くもってその通り。


「トボけたことのたまってんじゃねぇよ、クラァ! 肉団子にすんぞ、クラァ!」


さらに後ろからゾロゾロと5人のいずれ劣らぬどヤンキーがやってくる。


「おう、マサシ。どーしたよ?」


「コイツら調子くれてやがっから、ちっとシメてんすよ」


「俺らが何したってんだよ!? アンタにだって何もしてねーじゃん!」


「………姫に………姫に粉掛けようとしてただろうが?」


「「ブフウッ!」」


優子と有理が落ちた。こういう時は笑ってはいけない。


「ああ? 姫に粉掛けようとしただぁ? コイツらはよう、説教だ。お前ら、クルマへ連れてこいや」


パイセンが指示を出す。


ザワつく一帯には何故か警官もおり………静観している。

連れ去ろうとして揉める男達。ソコへ警官登場。


「あー、君たち。ここでの無届け集会は禁止だ。今直ぐ解散しなさい」


「おぅ、今撤収すんところだ。騒がせたな、わりぃ」


三人組を6人で抱え込みド派手なハイエースへと連れ去るヤンキー達。

それを見送る茨城県警高速機動隊員達。

それは小野田と内閣府のマリアージュ。


「社会の闇が視える」


結城蛍が独り言ちる。


「小野田はねぇ〜」


「エグいよねぇ〜」


「国家権力機構にまで侵食しているの? それくらいでなければマギプロジェクトは運営出来ないか」


未だ収まらぬざわめきを一顧だにせず優雅にコーヒーを飲む遥。第二段階覚醒者はこんな事では揺らがない。

但し、内心では「なんでこんな地方で姫とか認識されてんの!?」とか、「あんなどヤンキー実在するんだ!?」とか、「社会の闇とか、ホンそれな!?」などと叫んでいた。


「遥ちゃんって大物感が凄いわね。ちょっとキュンとしちゃった」


「そのキュンはあの人の為にとっときな?」


「アン! 遥、今のいい! もう一回、お願い!」


こういうのは重ねてやるとギャグになる。だから、


「フッ、忘れたな」


「「シビレるぅー!」」



その後の車内では遥のエロいとこ談義が本人不参加で展開し、そこに結城蛍が友梨佳のエロいとこをぶっ込んでくるというピンクの百合の園と化した。昼食の店に到着した頃には全員ムラムラ状態だ。そう、全員。

何しろ助手席の優子は我慢できずに遥の太腿をお触りして、さらに奥地を目指し侵食してゆく。友梨佳も隣の蛍に官能的なボディタッチをしながら「この触り方が好きなんだろう?」なんて囁きながら責めの手を緩めない。

車内は“その匂い”にみたされている。そりゃあ有理だってそんな気になってしまうというものだ。


店内に入った遥と蛍はすぐさまトイレへ行き下着を替えた。この時期に濡れた下着を履いたままなんて風邪を引いてしまうだろう。


個室を予約していたのでお触りは継続される。だがここで第二段階覚醒を発揮。これ以上流されてはならない。優子ならばここで、皆んなが見ている前でおっ始めそうだ。それは阻止せねばならない!

友梨佳も遥を見る目がかなり妖しい。


昼食を済ませ、ドライブは続く。

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