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50話 工事完了

俺が魔物の群れを討伐していだ後戻ってきたら採油ポンプが出来上がっていた。


うん、やっぱりおかしいよ。


いくら設計図がしっかりしてたって構造を何も知らないものを作る事は出来ないでしょ。


皆んな魔法の精度とか凄かったんだな。


「ルア様、このジョウリュウトウ?とやらの構造は少々難解でして一緒にやってもらってもよろしいでしょうか?」


「ああ、問題ないそもそもこの採油ポンプも一緒に作るつもりだったからな」


そうして外装の製作は他の人達に任せて俺は蒸留塔に使う火の魔法の調節を行う。


人がつきっきりでやる事はでき無いだろうから最近習得した魔物の魔石に魔法を刻印する技術を使う。


あの設計図には魔石を供給できる場所を作っておいたので仮に魔石が切れても補充が出来る。


魔石に魔法を刻印しなければいけない欠点はあるけど入れればずっと動いてくれる。


それと同時に気体になった油を液体にする為の冷却の為の刻印もやっとかなきゃな。


これに関しては後から補充とかやってられないから高品質な魔石を使って消費されないようにする。


ハグレモノの討伐の時の魔石がかなり余っているのでそれを使おうと思う。


ここで使ってしまうのは勿体無いかもしれないがこれから手に入るであろう利益を考えたら大切な出費だ。


しかし、この魔石本当に高品質なんだよな…いや。


こんな無駄な事考えないでやるか。


一個一個に壊れてしまわないように慎重に刻印をする。


よし、出来た。


さて他の部品はどんな感じかな。


お、かなり形が出来て来てる。


でも蒸留塔は採油ポンプと違って構造が複雑なんだよな。


しょうがないか、何も知らない人が見様見真似で作っても無理か。


「刻印は終わった、構造に関しては…まだ少々荒いな」


「すいません、上手く作れなくて」


「まぁ確かに荒いが少し修正を加えれば問題ないだろう少し見せてもらおう」


そうして近くで確認したがかなり驚いた。


少し俺の魔法で補強や調整をしただけで十分使えるレベルだった。


本当に前の領主の無能さがどんどん出てくるというか…一周回って哀れに思えてくる。


少しずつ部品を調整したり新しく作り始めてから数時間。


全ての部品を作り終えた。


後はこれを組み立てれば完成だな。


「みんな、これを組み立てるのを手伝ってくれ、これが終わればいよいよ完成だ」


そう呼びかけると数人が魔法を使いなんと部品を浮かせ始めた。


なんでも風魔法の応用らしい、便利だな。


高い位置の部品をどうしようかと思っていたが風魔法で一発で解決した。


後はこの二つが上手く機能してくれれば良いんだけど…。


そうして採油ポンプを使いいくらかの原油を取り出す!


って結構重いなこれ。


獣人達にお願いするのがよさそうだ。


そうして原油を蒸留塔に入れる、これでしっかり別れてくれれば成功だが。


ドキドキしながら見守っていると少しずつ液体が出て来た。


取り付けておいた瓶に少しずつ液体が溜まっている。


阿頼耶識で鑑定…。


お、少し不純物が混じってるけどしっかりと分けれてる。


これなら、道を整備するのも出来そうだ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ルア様、お願いします


そうして最後の木を切ると少し開けた草原に出た。


少し遠くに王都が見える。


因みに道を作る事は先にジーニーさんを通して王様に許可をもらった。


ただジーニーさんに文句を少し言われた。


だってしょうがないじゃん、怖いんだもん王様に直接連絡するの。


さて、後は。


他の人達におねがいして稼働してもらったアスファルトを使って道路の舗装をするか。


道路の舗装は余裕だ。


だってアスファルトと砂利を混ぜてぶっ叩きゃ良いからね。


さて、後は。


レオに連絡して獣人達にお願いしよっと。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そうしてレオに話をするとなんと使える人材が今多かったらしく自分達で出来ると言っていたのでそのまま屋敷に戻る。


「ルア様、おかえりなさいませ」


「ああ、ルーシーありがとう」


「あ、あの」


そうして、いつもの書類仕事をしようと部屋を移動しようとした時後ろから声をかけられた。


後ろを向くと少しバツが悪そうな顔をしているジュリアがいた。


なんか全く気づかなかったな。


身長が低いからかな。


「どうしたジュリア」


「あ、あの最近ルア様がお疲れなようでしたので、えっと…私が疲れた時にお姉ちゃんに作ってもらったホットミルクです!」


うん、それは寝させて回復させるやつだな。


でも…これを無碍にするのはかわいそうだし。


「ありがとう、ジュリア頂くよ」


するとジュリアは目を輝かせてはい!と言い自分の仕事へと戻っていった。


なんか…妹がいたらあんな感じだったのかなぁ。


俺の所は弟しかいなかったからな。


そうして少し飲むと味に驚いた。


美味しい。


甘すぎずかと言って味が薄い訳じゃ無い、温度も完璧でその場で飲むことが出来る。


…ジュリアに他の料理教えてみようかな。


しかし丁度良い温度と丁度いい味でお陰で書類仕事中眠くなってしまった。


その後、エマとルーシーにしっかりとバレ、ジュリアが怒られていたのですぐに仲裁に入った。


なんか…エマはまた先を越された!って感じで怒ってたけど。


なんかエマと俺タイミング悪いんだよなぁ…。

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