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49話 対処

「よし、来たぞ皆んな準備してくれ」


念の為僕を中心に一定の範囲に結界を張っておく、俺は今接近している程度の魔物では大きな怪我はしないが他の人は分からないからね。


神鉄を取り出し虚数属性を付与エンチャントする。


あの魔物を倒すのには普通の刀一本で充分だが今回は速いところ準備を終わらせたいからな。


そして準備をして数秒後狼型の魔物が数体飛び込んできた。


月城流…「村雨!」


一番大きい個体の首に刀を入れ絶命させた後に…「疾風!」


飛び込んできた魔物の大部分はこの二つで対処出来た、一体取り逃がしたか。


火球ファイヤーボール


良かった魔法で取り逃がしたやつを倒してくれたみたいだ。


こいつらは1匹1匹は強くないが、群れを成し指揮を取るリーダーがいる事が厄介みたいだ。


他の魔物より学習能力がある。


まだ先遣隊は来ているな、それなら。


木の影に腕の影を入れて。


「影牢」


影で作った縄で魔物達を捕獲する。


霊符を出して…「水糸」


そうして捕まえた魔物の心臓を貫き、一、ニ匹を影牢から逃す。


そりゃそうだ、人間達の集まりだと襲いかかった仲間が目の前で、わけも分からない物でどんどん殺されたら驚きで逃げたくもなる。


このまま行くなら本隊へと戻り報告をしてくれるだろう。


俺の影月は光に触れると消えてしまうが光にさえ当たらなければ壊れない。


だから影月の小さな槍を狼のお腹に刺しておいた。


影月の場所はずっと俺は捕捉できる。


よしよし、ちゃんと案内してくれている。


「ちょっと行ってくる、もし他の魔物が襲ってきたら自分で対処してくれ」


「はっ!」


騎士みたいな反応に俺は少し驚きつつ影月の影移動で本隊の場所へ向かう。


やっぱり影の中を移動できるってのは便利だな。


種がバレれば一発で使えなくなるが緊急時の回避とかに使えそうだ、段差とか全部無視できるし。


影月を操る時と違って、全身を影の中に入れないと使えないけど。


ん、止まったな、つまり本隊の場所に到着か。


意外と近い、影移動を続けながら本隊の近くの大木の枝の上に乗る。


影月で補強した枝だから折れる心配はない、ここは…木漏れ日が差している。


影月を完全に使えるわけじゃない、ここから使えるのはせいぜい飛び道具にするぐらいか。


リーダーは…大きいな、他の狼より一回り大きく牙が発達している。


でも、比べる物じゃないかもしれないけれどハグレモノと比べると全然強いように思えない。


ここには誰もいないし、それならあれが使える。


そうして白狐に姿を変える。


こうする事で妖術の無駄がなくなる上に影月の消滅する速度が少し遅くなる。


木漏れ日ぐらいなら壊れる前にあいつらを貫ける。


影月で複数の槍を複数作り俺の周りに展開し、リーダーの周りの護衛達を貫き続ける。


やっぱりこの姿なら妖術は使いやすい、影月もほぼコストを使わずに連射し続ける事ができる。


狼達も何が自分達を殺しているのか掴めておらず狼狽えている。


そんなふうに狼狽えているうちにどんどん数が減っていく。


もう今は8割の狼を貫いた。


しかしここまでやってると…流石にバレるか。


影月作ってる時俺移動してなかったしな。


でもこいつらはまだ俺の能力について理解しきれてない。


だからといって全員特攻の指令は無いだろう。


展開していた槍を一つにまとめる球のようにする。


僕に噛みつこうと飛んできた狼達を一気に押しつぶす。


狼達を一気に押しつぶし、残ったリーダーを倒すために木から降りる。


影月を使って倒しても良いがあいつは他の狼より頭が良い、流石にあんなに槍を落としたらその特性を理解したか。


槍をぶつけても完全に貫くことは出来ないだろうし、魔物特有の再生能力で意味をなさ無い可能性があるし。


今度は虚数属性ではなく使い慣れている暁の炎を神鉄に付与する。


そして構えを取る。


月城流 居合 「霞」


刀を構えているとリーダーがその発達した牙を向けて俺に走って向かってきた。


木々を使って様々な方向に移動して俺を撹乱するつもりなのだろうが、この居合なら人の肉体の限度を超えない限りなら対応できる。


来たな、でも3方向…でもこれはブラフか。


殺気は上から。


飛んできたブラフの丸太や石を暁で燃やしつつ上に刀を振る。


するとまるでケーキに包丁を入れたときのようにすんなり切れてしまった。


マジか…こうも簡単に切れるとは思ってなかったな。


なんか、ハグレモノとの戦い以来体がとても動かしやすい気がする、これは…またレベルがあったのかな。


てか、ドロップアイテムめちゃくちゃ散らばってる。


アイテムボックスに全部入れないと。


内容は…後からでいいか。


牙とか毛皮だし。


さて、それじゃあ影移動で帰る。


さっき通った道を往復するだけなので行きよりもかなり早く帰れた。


「皆んな大事ない…か?」


みんなの周りに魔物のドロップアイテムが転がっていた。


しかも設計図を渡してたとは言えなんかもう採油ポンプ出来て来てるし。


「ルア様!お帰りなさい。


勝手なことながら少々時間が出来たので設計図を見ながら魔法を駆使して作らせて頂きました!


「ああ、大事が無かったようで良かった」


うん。


この人たち俺が思って来た以上に強いみたいだ。

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