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48話 開発

さて、道作りを一度中断し油田の採油ポンプ、蒸留塔の設計図を描きながら、獣人達には必要な素材を採集に行ってもらっている。


正直この構造に対しては聞かないでほしい。


俺にだってよく分かっていないのだ、阿頼耶識のお陰で分からないのに分かるという不思議な状態だ。


でもこうやって設計図を書いてると分かるが、そんなに複雑な構造はしていない。


言ってしまえばワインの蒸留の応用みたいな物だ。


ありがたい事に俺が王様から貰った領地はかなり広いので油田は全然フィリップ領内にあった。


この世界では石油の重要性は前の世界ほどじゃ無いだろうけど色々便利だからきちんと装置を作っておきたい。


採油ポンプは…電気なんてないから人力とかになりそうだな。


いや、魔法で引っ張るのがあればそれが使えそうだ。


蒸留塔は魔法でどうにか出来そうだ。


そうだ、何分の一スケールの模型作っとかないと。


作った後に機能しないとか辛すぎるからね。


でも本当に神様様々だな。


阿頼耶識と創造者がなかったらここまで順調に進められなかった。


まぁ…ここまでならチートだ!で終わったんだけどね。


他の奴が…バランスブレイカー過ぎてもう一周回って笑えてくる。


よし、二つの設計図書けたな。


俺に画力は無いが阿頼耶識で調べたお陰かかなり詳しく指示が書かれた、精巧な設計図が完成した。


獣人達が集めてくれてる素材は…。


まだ足りていない特に蒸留塔の主な素材のステンレス鋼の材料のニッケルとかクロムが不足している。


スイート石油はサワー石油よりも腐食の力は強く無いし…内部をステンレス鋼にして外殻を炭素鋼にするか。


それなら…炭素鋼は集まっているな。


先に炭素鋼作っとくか。


本当はここで溶かしたりしなきゃ行けないが俺はズルをする。


創造者で鉄と炭素混ぜて炭素鋼作成する。


あの面倒な工程を丸ごとぶっ飛ばせるのはありがたい。


魔力もそんなに消費しないし、それに割と品質は悪く無いし。


日本刀とか作るってなったら多分これじゃダメだけどね。


普通に作るよりも品質は僅かに劣るので武器なんかは作るのに向かない。


よし、作れた。


まだ戻ってきてないし、戻って模型を作り始めよう。


さて、アイテムボックスにあった木材を使って模型を作って見る。


もちろん創造者のアシストは必須だ。


さて、水を生成して。


器に移してから、採油ポンプを取り付け水を汲み出してみる。


うわ、漏れた。


設計図通りに模型は作った。


って事はどこかがズレてるんだな。


もう一度設計図を見直してみると採油ポンプの一部の配管の接続が甘くなっていた。


最後だからと気を抜いたことが原因か、模型を作っておいてよかった。


そして蒸留塔の方は沸点の違う液体を複数混ぜた混合液を使って実験。


よし、こっちは上手く行ってるがここから温度を引き上げてこの蒸留塔の運転負荷を調べてみよう。


よし、大きな問題は無さそうだが、少し修正をしておこう蒸気量と液体の比率が少し崩れている時がある。


それでも大きな修正はしなくてよさそうだ。


採油ポンプを取り付けてもう一度…うん、今度はきちんと水を汲み上げる事が出来た。


設計図は修正できたし、あとはこれを原寸大にして作るだけだ。


さて、獣人達は…お、ちょうどみんな戻ってきている。


彼らが採集してきた鉱石をまた創造者を使って混ぜて…蒸留塔を作るのに必要な分はひとまず確保出来た。


修理用だとかは後回しで良いや。


炭素鋼は…沢山集まったな。


これなら採油ポンプも問題なさそうだ。


「さて、みんなお疲れ様後の建築チームは一緒に来てくれるか?」


「分かりました」


そうして採集に行っていた獣人数名と後に控えていた人々を率いて油田へと向かう。


獣人は匂いがきついらしいのであまり建築には携わらせず材料運びをお願いしている。


油田までは少し時間がかかるがそれでもこの前道を作ったのでスムーズに移動が出来ていた。


ただやっぱり、魔物の気配はあるな。


道だけを作っても安全性は高く無さそうだ。


一度道を完成させてから結界を張っておく必要がありそうだ。


そうこうしていると獣人達の顔が少し歪んできた。


「ああ、臭いがキツイんだなここら辺で大丈夫だ。あとは俺が運ぼう」


「…申し訳ありません」


そうして獣人達が建築組から抜け人間のみのチームで油田へと辿り着いた。


少し不思議な香りに他の人達も驚いていたりと様々な反応を見せてくれている。


「さて、じゃあ建築を…」


そうして素材を地面に置き建築を始めようとしたところで嫌な気配がした。


これは、魔物の群れか!


少し数が多いな。


「皆、戦闘準備だ、魔獣の群れがこちらにきている」


各々武器を構え、魔物の群れを迎え撃つ準備を開始した。

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