46話 属性融合
さてさて、無事ハグレモノ討伐の報酬も頂ける話がついた所だし、早い所領地には戻らないとな。
いつも通りの方法で空を飛んでいる最中ふとアリスさんから教えてもらった魔法の事が思い浮かんだ。
魔力に関しては全然余裕あるしメッセージ来てないか確認してみよう。
すると案の定アリスさんからのメッセージが届いていた。
その内容は招待状の件だった。
無事受理されたらしくその日程が送られてきていた。
丁度今から一ヶ月ぐらいだな。
念の為お礼を送信しておこう。
さて、空から移動すると意外と早いものですぐに領地へと辿り着いたのだが…。
「いや、発展し過ぎじゃね?」
最近あまり領土の方に関われず報告書のみの伝達だったが予想以上だった。
流石獣人、こんなに大きな畑を作り出すなんて。
やっぱり俺の周りには優秀な人が沢山だな。
「ルア様ーお帰りなさーい」
ゆっくり高度を落としていると下でルーシーが出迎えててくれていた。
他の二人はこういう事あまりしてくれ無いんだよなぁ…。
恥ずかしがってるのかなんなのか分からんけど。
「ルーシー、何か問題が起きたりしてない?」
「ええ、問題ありませんがルア様が不在の間で溜まった仕事がございます」
ですよねー。
うん、知ってた。
屋敷に戻って早々に仕事をする羽目になった。
まぁこの3人が優秀過ぎてほぼ俺がやってる仕事なんて、報告書に目を通したり判子押してるだけなんだけどね。
しかし、そんな中ある報告書が目に入った。
獣人をまとめ上げているレオと人をまとめているヨルからの報告書で、その内容は畑の作物の量が見積もりで自分達だけでは消費しきれないので王都に納品したいという事と、その為の道を建設するための許可が欲しいということだ。
確かにジーニーさんの説明ではフィリップ領は、王都に沢山の穀物などを納品していたらしい。
道が全く無いわけでは無いのだがいかんせん危ないし、馬車で通るのも一苦労なぐらいだ。
そうなると…道を整備する為にまずは木を切らなければ行けないな。
これは忙しくなるぞー。
幸い簡単な鉱物は魔法で作れるし、獣人なら数週間程度で木は切り終わるだろう。
後は道を平らに出来たら良いけど…それは後回しでゆっくりやって行けば良いか。
一番良いのはアスファルトで舗装出来たら良いけど…流石に石油は無いからなぁ。
コンクリートも正直作り方分からん。
成分は知ってるがいざ作れるかと聞かれたそれは無理だ。
実際石油からアスファルトの材料である重油の取り出し方は分かるしこの世界は元の世界と違って魔法がある。
元の世界では酸素送り込んだり、木炭燃やしたり色々しないと数百℃には届かなかったがこっちでは魔力でいくらでも温度上げ放題。
本当に便利だね魔法って。
まぁ当分は土魔法やハンマーでぶん殴って無理やり平らにするしか無いか。
さて、溜まってた仕事も終わったし、後の時間は僕にとっての自由時間にはなるんだが…少し魔法についてやってみようか。
この前ハグレモノと戦った時咄嗟に影月と水を融合させたけど他の組み合わせはどうなるんだろうか。
まず影月と岩。
ただ石に影月が入り込んで頑丈になっただけ。
暁と石は案の定ただの焼き石。
水と風。
水の性質が入ったので風を硬化させる事が出来るようになった。
治癒は…うん。変なのしか出来ないから良いや。
創造者の二重は作れるが合わせるものの相性はあるようだ。
つまり何でもかんでも融合出来るって訳じゃ無いんだな。
さて、大体きちんと効果が出たものはこれぐらいかな。
後やってないのは…影月と暁の融合。
でも光と影の融合ってどうなるんだ?
まぁこれも効果なしかな。
そう思いつつ融合させると…なんか出来た。
紫色や黒の二色の光が見える。
なんだこれ、本当に変なの出来たんだけど。
僕が触れても…何も起きないか。
とりあえず近くに木にぶつけてみよう。
すると木が侵食?のように消滅した。
あ、やばいわこれ。
とんでもないの出来ちゃった。
しかも影月の欠点だった光があるところで使えないってのが消えてるし。
影月の性質そのまま持ってるし。
これ、木を切る時使えるんじゃ無いか?
まぁ…木材が欲しいなら消滅させちゃうけど必要ないなら便利だな。
さて、もう一発。
さっきよりも大きな塊を打ち出してみると前方にあった木が4本程度消えた。
あれ、なんか頭痛い。
阿頼耶識。
ああ、精神力がめっちゃ減ってる。
凄い便利だけど代わりに精神力がかなり減るのか。
でも、出した時はそんな減らなかったし…俺の体から外れるとダメなのか?
まぁ幸い何かを取り除いたりには使えるかな。
戦闘では…あんま使えないな。
あ、そうだ名前付けといた方が使いやすいか。
まぁ…消滅してたし安易に虚数属性とかで良いか。
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