29話 上位スキル確認
しょうがない切り替えよう、今は農業に力を入れていかなくければ。
さて、みんなの進捗は…うわ凄い半分以上終わってる。
とりあえず土の性質を調べなきゃいけない、酸性、アルカリ性水捌けがいいのか悪いのかそれによって育てられる作物が変わってくる。
阿頼耶識、使用。
二回使った事で鑑定との大きな違いがよくわかった。
鑑定よりも大きな範囲を一度に調べることができる上に情報が整理されて頭に入ってくるのでんであの時のような情報過多で脳が焼き切れそうになる事はほとんどない。
土のph値は…5ぐらいか。
土は埴壌土か、水捌けもよくてリンなどの栄養素が多く含まれている米づくりにはもってこいな土壌だ。
雑貨屋の店主が言うには今はこっちの時間軸で春ぐらいらしく米を植えるには最適らしい、もしかしたら小麦を冬に作る二毛作が行えるかもしれないな。
まぁその時にもまたph値を少し調節してあげなきゃなんだけど。
「ルア様、開墾が終わったようです」
思考の世界に入っていた所レオが話しかけてきた。
やっぱり速いな、それなら。
「俺は生憎そこまで農業に詳しいわけじゃない、だからもしみんなの中で農業に詳しい人がいればその人にお願いしたい、その選別をヨルと一緒にやって欲しい。
頼めるか?」
「はっ!その命謹んでお受け致します」
うん、やっぱり俺は口だけ番長でいいや高校生に領地の運営だなんて難しすぎる。
君臨すれども統治せず…うん!いい言葉だ。
それはそうと獣人以外の人々達は大丈夫かな?やっぱり人は回復がそんなに早くないからな。
少し離れてしまったし身体能力強化で一気に…そう思って身体能力強化をかけ思いっきり踏ん張ったのがいけなかった。
結果到着はした、したのだが思っていたよりも速度が出て思いっきり木にぶつかった。
そんなに大した怪我をしてないのは白狐に進化したおかげかな。
その割には狐の尻尾とか出てないのでよくわからない。
よりここからなら大体見渡せるな。
あ、診眼進化の時に統合されちゃったんだ!これも統合進化後の阿頼耶識で行けるのか?
阿頼耶識…使用。
そうすると何の情報も出てこなかった、あれ使い方が悪いのかな。
そっか今回の使い方はさっきまでの範囲全体じゃなくて個別にみる診眼だから表示されないのか。
試しに指でカメラの目分を測るときのようにするとその中にいた生物全ての結果が飛んできた。
違う違う人だけを見たいんだってば。
すると様々な情報が切り捨てられ人の診断結果のみが残った。
診眼の方の権能は使うのにコツがいるな。
とりあえず確認…うん栄養状況もかなり落ち着いてきてるな!作った栄養剤が効いたみたいでよかった。
よし、これで俺が今急いでやる事は無くなったから、お待ちかねの検証タイムだぁ!
統合進化したスキル色々と試してみたいことがいっぱいあるんだよねー、統合されたやつの権能を引き継いでそれをより強化した形みたいだけどそれこそ真武術とかはどんな風に変わったんだろう。
少し街から離れ開けた場所で試してみる。
まずは[創造者]か。
確かこれの元は[クラフティングテーブル]と[アイテムボックス]
…使用。
うん、やっぱり前の権能はちゃんと引き継がれてる何より気になるのは…。
近くにあった小枝に手を触れてイメージしてみると、小枝はアイテムボックスに収納された。
前のアイテムボックスと違って生物を取り込めないのは同じだがわざわざ空間内に出現させてそれに入れる作業をしなくていいのだ!
後は…クラフティングテーブルと権能は似ているのだが物質の変化と二重が追加されている。
前者はだいたい予想がつくが後者は何が二重になるのか良くわからない。
試しに拾った石でやってみよう。
クラフティングテーブルと同じならイメージすればできるはず…石から連想できる物…鉱石、身近な鉱石…石炭。
そうして目を開けると俺の手の上にあったのは石ではなく石炭に変化していた。
これからもしかして再構成できる?
そうして鉄、銀、鉛、亜鉛、金と様々なものに変化させていった。
しかし金に関してはそこまで自分の中の知識にないからか完全な金鉱石ではなく複数の鉱石が混ざった中に金が存在すると言う形だった。
宝石に関してはサファイヤとルビーしか無理だった、それ以外は失敗したのかもう何の物質かわからない不思議な物質になってしまった。
…万が一があると面倒なので暁で燃やしておいた。
そうしてもう一つは二重…これなんだ?
こんなとき阿頼耶識とかで調べられたらいいんだけど…って多分できるな。
少しイメージが難しいが創造者を一つの箱として考えれば…。
[創造者の権能二重 物質や概念を二つまで融合させることができる相反する物質でも可]
うん、イカれてんなつまり炎と水とかもできるってわけでしょそんなこと出来たら水蒸気爆発とか余裕で起こせそうじゃん。
これは後で実験するとして次は[真武術]だ!
とは言ってもこれは予想ができている案の定使ってみると自身が見ている範囲全体の物の弱点が分かるようになった。
弱点とは言っても攻撃が通りやすいだけで一撃必殺とかにはならないんだけどね。
それに元々武術は体術としての恩恵が強かったので前以上に動きが軽くなっている。
月城流とかの剣道には速度が増すだけでそんなに恩恵がないから刀が使えないときの緊急攻撃手段になりそうだ。
そして次は[未知の探索者]だけどこれはもく権能読めばすぐにわかった。
簡単にまとめると、一度通過したダンジョンの階層では階段への最短ルートが検出される。
成長速度加速倍率20倍
獲得経験値上昇倍率 24倍
未踏破の階層ではステータスにバフがかかる。
やっぱり経験値増加と成長速度加速はかなり上昇している。
最後に妖力についてだがこれはさっき阿頼耶識で調べておいたので問題ない!
妖力は多ければ多いほど狐としての位が上がっていくらしく普通は年齢を重ねて増加するが人が狐として進化した場合はレベルアップでかなり微量であるが増えていくらしい。
また妖力を消費する事で妖術の使用が可能らしい、その属性に関しては人それぞれなのでしらみつぶしに確認していくほかないらしい。
それにしても普通は人間の上位存在って魔人なんだけどな。
稀に狐などの獣人や魔人とはまた違う特殊な種族に進化するみたいだ、でもその場合大抵は妖狐と呼ばれるものに進化するようで白狐に関しての説明は一切出てこなかった。
不思議なものだ前例がない物に進化するとは、でも白狐は善狐の一種だし悪い気はしないや。
少し妖力の属性について調べてみるか!




