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便秘と下痢の化学反応 2/10

 最初に異変に気が付いたのは母親だった。


「どうしたの?お腹痛いの?」


 母親の言葉は的を得ていた。そう。俺は少し腹が痛い。しかし痛いといっても我慢が出来る程度である。これでも立派な十歳だ。痛いですと泣きつくほどの痛さではない。


「痛いっちゃ痛いけど、全然我慢出来るよ」


 俺の正直な意見。


「やっぱり。ずっとお腹さすってるからね。まぁいいや。念のため整腸剤でも飲んどいたら」


 俺は胃腸が弱い。緊張したら痛くなるというよりは、食べ過ぎなどで胃が痛くなる。以前、大好きなケンタッキーを1日かけて5ピース食べたことがある。この時は次の日に地獄を見たものだ。胃がグワングワンしていた。気持ちが悪いったらありゃしない。

 大好きなケンタッキーもお腹いっぱい食べられない。そんな弱々しい胃の持ち主なのだ。


 だからだろう。おじいちゃんも親戚のおじさんも痩せている。遺伝というものは侮れない。


 母親に言われるがまま、薬箱のある部屋に行く。暑い。めちゃくちゃ暑い。そんな中、俺は薬箱から粉の整腸剤を探していた。


 なかなか見つからない。大人はいろんな物をすぐに見つける天才だ。さすがは年の功の言ったものか。老いと引き換えに、物探しの力が与えられるのだろう。


「おっ!あった」


 ついつい声に出してしまった。俺は汗だくになりながら、リビングに戻った。やっぱり夏は暑い。


 しみじみとそう感じ、冷蔵庫からキンキンに冷えた麦茶を出した。コップに麦茶を注ぐ。そうだ。氷も入れちゃえ。


 キンキンに冷えた麦茶で飲む整腸剤は格別にうまかった。もう一杯飲んじゃおう。俺はもう一杯、麦茶を胃に流し込んだ。


 ふぅ。これで喉も潤った。腹もきっとよくなるだろう。最高の状態だ。これで安心してネプチューンの出番でも待とうじゃないか。


 しかしここから、俺の怖い怖い夜が始まるのであった。

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