何にもいい事なんてない一週間 2/6
宿題忘れ組はたっぷり怒られる。挙句の果てに居残りだ。はぁ。なんでこんな事になる?しかも居残ったところで、夏休みの宿題は免除されない。そう。これはただの罰ですある。宿題を持ってくるのを忘れた俺。そこに罪はあったのだろうか。
しっかり居残りさせられる。勉強もさせられたが、なぜか先生の手伝いもさせられる。これは仕方がない事なのだろうか。家に宿題を忘れた俺が悪いのだろうか。
俺以外の奴ら。こいつらは宿題をやっていない。はぁ。こんな怠け者達と一緒にしないでほしい。
居残りが終わる。その後、家に帰らずに谷在家公園に行っても良い。しかし今の俺はそんな気分じゃない。はぁ。家に帰って明日の準備をしよう。また忘れたら、もう一回夏の友をやらされる勢いだ。ふざけんなって話だ。
家に帰る。もう夕方じゃないか。はぁ。ため息しかでやしない。
漫画本を読む。ボーッと見る。飽きたら、広告の裏に落書きをする。
「ただいま」
母親が帰ってきた。
俺は母親に宿題を持っていくのを忘れた事を話す。その後の体罰のような居残りも報告する。母親は特に俺を否定する事なく、俺の愚痴をただただ聞いていた。
ふぅ。胸がスーッとした。人生、愚痴を溜め込んではいけない。吐くことが必要だ。
母親が夕飯の準備を始める。
さてと、風呂に入るか。
今日のことはシャワーで流そう。んで飯をたらふく喰らおう。そして、ジャンプの帰りを待とうではないか。
夏休み明け初日。俺の一日は終わろうとしている。まぁ、いい事は特になかったかな。
悪いことはあったが、今となっては大した事じゃない。人とは、喉元過ぎたら熱さを忘れるものである。




