何にもいい事なんてない一週間 1/6
また始まる日常。
はぁ。今日からまた学校が始まる。例の通り、なんとか怒られずに新学期を迎えられる。
久しぶりに会う同級生。特に感情は湧きません。
定期的に会っていた同級生。これも特に感情は湧きません。ただ、そこに人がいる。それだけ。懐かしいとか久しぶりとは言葉にするが、ただそれだけ。
とりあえずみんな元気そうです。
まずは夏の友を提出する。名前の順で提出していく。さっそく怒られている奴がいる。ハハハハハ。ちゃんと宿題をやらないからだろう。俺はやり切った男なんだ。
そろそろ順番だ。俺はランドセルから夏の友を出す。
出す。
出すはずだった。
え?嘘でしょう。マジで?
何回も確認する奴がいる。
母親もそうだ。ガスつけっぱなしじゃなかったかしら。いやいや、そんなのは大丈夫だ。心配性の極み。大丈夫に決まっているだろう。しかしだ。ここで心配性の気持ちが一気に分かる。
夏の友を家に忘れてしまった。
今日の俺の予定。学校を難なくやりこなす。友達と遊ぶ。家に帰って風呂とご飯を済ませる。そのあとは珍しく父親の帰りをウキウキしながら待つ。ジャンプが父親と帰宅。ジャンプを読む。その予定だった。しかし予定は変更だ。
人生。何があるかは分からない。本当に分からないものである。
はぁ。心配している時は大丈夫。心配してない時は大変。難しいものである。




