夏の友 2/6
夏休みの宿題をいつやるのか論争。これはなかなか解決出来ない。いうならば、永遠のテーマであろう。
両親は持ち家を買おうか悩んでいる。しかし賃貸の方が……。などとよく分からない話をずっとしている。それ関連の本も家にある。
俺のテーマもこれと同じだろう。答えは出ない。
それが善悪ではなかろうか。善もあれば悪もある。善のみの神様は人間にあり得ない。逆も然りだろう。悪のみの悪魔は人間にはあり得ない。
夏休みの宿題をいつやるか。
すぐやる派。ギリギリまでやらない派。コツコツやる派。
俺はもちろんギリギリまでやらない派だ。
だからこそ、やるキッカケが難しい。難しいというのは、自発的にやるのが難しいという意味だ。
俺のやるキッカケ。タイミング。それはもちろん父親に怒られた時。そのタイミングだけだ。んじゃ、いつそのタイミングが来るか。もちろん夏休み終盤。
今日は夏休み最終日。明日から学校だ。
だから三日前に夏の友は終わってる。しっかり父親に怒られたからな。
しかし夏休みの宿題はまだ終わっていない。読書感想文?それはとうの昔に終わっている。あれは比較的苦にならない。だから終わっている。
コツコツを遠くへ投げ捨てた。つまはだ。コツコツやらなければいけない宿題がしっかりと残っている。ろれは何か。
どうだろうか。分かってくれただろうか。
それは自由研究と一行日記だ。
さぁ。この二つは全く手をつけていない。しかし終わらせるしかない。だって先生に怒られた挙句、父親にも母親にも怒られる。しかも、これだけ怒られるのに宿題免除ならない。まぁ、勘弁してくれ。
そろそろ本気を出そうか。
俺は辺りを見回す。さぁ。はじめようか。




