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無意味な旅行 8/9

 俺たち子供は別室に移り遊ぶ。遊ぶといっても、かくれんぼにハンカチ落とし、トランプぐらい。正直言って、何も面白くない。仕方がない。他の子供たちも気持ちは同じ。


 俺たちは子供だが大人だ。最年少は二歳。最年長は俺、一〇歳だ。遊び方は違えど、楽しみ方は同じだ。楽しくしていれば楽しくなるのが遊びというものだ。


 さぁ、まずはトランプを全力で楽しもうではないか。


 トランプの定番といったらババ抜きだろう。これをやろうと思ったら、さすがに六歳未満はお断りだ。六歳以上の子供たちだけで楽しもう。


 やったら意外に盛り上がるものだ。なかなか楽しいではないか。


 扇風機一つで楽しむ。しかも不思議な事にケンカにならない。いやいや。よくよく考えたら不思議ではない。


 ここはおばあちゃん家だ。喧嘩でもしてみろ。おばあちゃん警察に捕まってしまうではないか。

 おばあちゃんが怒鳴る。怒られた子供は泣く。泣いたら余計に怒られる。黙る。謝る。子供たちの遊ぶ時間は終わる。一般的なお葬式よりも静まり返る。大人たちもピリッとする。


 つまりはだ。和やかな空気が終わってしまう。それだけは避けなければいけない。


 トランプも少しずつ飽きてきた。次はかくれんぼでもしよう。


 それにしても、このお盆という行事はなかなか退屈だ。久しぶりに親戚に会うのは楽しい。嬉しい。しかしだ。なかなかつまらない。ましてや親戚が帰ってみろ。マジでやる事なんて何もない。マジで退屈。そして緊張して疲れる。


 親たちも同じだろうか。お盆が楽しみな大人は存在するのだろうか。俺たち子供は多少、ワクワクする。しかしどうだろう。ほら、母親を見てみろ。普段は午後から昼寝をしてるのに、今日はセカセカと動き回っている。父親は……。あいつは何も変わらずに酔っ払っている。


 大人たちをじっと見ていると考え深い。


 所詮は時間を潰すだけの作業。大人になるとその作業が増えると母親に教えられた。基本は子供の世話で、それ以外は働いている。自分の時間なんてない。毎日がただの作業だと、実の息子である俺に愚痴ってくる。なかなか大人は大変だ。人生なんて所詮は時間を潰す作業なのかもしれない。


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