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子供の大人的な休日 9/9

「はい。こぼすなよ。二百円」


 無愛想なおばちゃんがラムネを渡してきた。おばちゃんは早くしろと言わんばかりにこちらを見つめる。俺は財布から、なけなしの百円をおばさんに差し出した。父親が、飲み会は付き合いだから仕方がないとよく言っている。今なら父親の気持ちが痛いほどわかる。きっと父親も、こんな気持ちでお金を支払っていたのだろう。


 ナオトはビー玉を落とし、すぐに口に運ぶ。さすがはベテランだ。一滴もこぼさない。母親は絶対にこぼす。ってか、大人は絶対にこぼす。全く。これだから大人は。

 大人には分からないかもしれないが、ラムネとはこぼさずに飲めるのだ。ビー玉を下に押した後、スピーディーに口に運ぶ。


 ほら見ろ。俺もこぼさん。これぐらいは朝飯前だ。


 俺たち二人は、もんじゃをラムネで流し込んだ。くぅうぅうう。旨い。


 至福の時間を過ごし、俺たちは店を出た。


 不思議と、行きと帰りは別の話をしながら帰る。何を聞いたかは覚えていないが、何を話したかは覚えているからだ。しかし、どちらにしても中身のない会話。セミと同じように、意味のない音のラリー。


 ナオトとは途中で別れる。


「ばいばい。またね」


「またね」


 五分もかからずに家に着く。暑いし背中がさっきより痛くなってきた。


 無料プールに百円もんじゃ。さらには昼間からラムネをいっちゃう。これが子供の大人的な休日の過ごし方だ。世界は知らないが、少なくとも足立区の子供は大体こうだ。

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