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057 古代神殿~ジドニア獣国(地図)

 獣都フデンを出て街道を北上する。

 鉱山への分岐点を通り過ぎ、北へ北へと向かう。

 前回のメキド王国の古代神殿で示された地図を思い起こすと、今回のジドニア獣国の古代神殿は、平野部の北端付近にあるはずだ。ただ、あの地図だと高い山しか表示されないから、古代神殿が平野部にあるのか、それとも、それほど高くない山の中にあるのかまでは分からない。


 ジドニア獣国最北端にある町に入り、冒険者ギルドで聞き込みを行う。

 もしも古代神殿が平野部に存在しているならば、目立つ建物だから確実に情報が得られるはずだ。だけど、聞き込みの結果、有力な情報は得られなかった。

 この町にいる冒険者は、町への魔物の侵入を防ぐための活動か、付近の異次元迷宮の探索ぐらいしかしていなくて、山の深くまでは踏み入っていないそうだ。

 そういったことから、俺たちは古代神殿が山間部にあると目星をつけて、山中を探索することにした。


「今日はこの辺りを探そうか」


「そうね。町の北側を中心に、それから徐々に西に向かって調査範囲を広げましょう」


「パンダさん。古代神殿探しも大事ですけど、骨付き大塊(たいかい)肉を扱っている宿屋を探すことも重要なんですからねー!」


「ユーゼは古代神殿探しよりも、大塊肉探しのほうが重要なのである……」


 当初、ユーゼはジドニア獣国の宿屋ならどこでも骨付き大塊肉を扱っていると思っていた。でも、それはルブラン村のチャンピオンベルト亭だけの料理で、これまでに通過してきた町や村では扱っていなかった。


 山の(ふもと)に着いた。

 普段、人の踏み入らない山肌は、歩いて進むだけでも大変だ。そのためできる限り「エア・ウォーク」を使って上空から探す。

 眼下には木々が生い茂り、山頂に近づくにつれ、緑色から黄色、赤色へと色づいて行く。 


「紅葉が綺麗なの」


 ヤムダ村と似た気候のジドニア獣国の山間部では、もう紅葉が始まる季節になっている。早いもので、ヤムダ村をガッドと共に旅立ってから、十カ月が過ぎている。


「この辺り、魔物が多いな。町に被害が出る前に、僕たちで少し減らしておこう」


「ええ、そうしましょう」


 エルバートのお節介により、一度地上に降りて、魔物を掃討する。

 それはレベル15から20ぐらいの魔物で、もしも町に流出したら、大きな被害になると予想できた。


「やっちゃいますよー!」


 ユーゼの棍が魔物を弾き飛ばし、レイナが「やあ!」と魔物を切り裂いて行く。

 俺も火球や石弾で魔物を仕留める。


 先ほどから既に十体以上倒したけど、まだ魔物がいる。


「山頂に向かうにつれて、魔物の数が多くなっているの」


 魔法で魔物の分布状況を調べていたミリィが、気づいたことを皆に知らせる。

 俺たちは、より一層激しく戦いながら、山頂に向かって進んで行った。


 そして、俺は山頂に近づくにつれ、寒気のようなものを感じるようになった。それは気温のせいじゃなく、なんというか、背筋が冷えるような感覚だ。


凶変赤蝮(イビルレッドバイパー)、あの岩の向こうにいるの」


「イビルって名前の魔物は凶変魔物だ! 他の魔物よりも強くて特殊な攻撃をしてくるから、みんな気をつけて!」


 岩陰に身を潜めていたのは、三メートルぐらいの赤蝮(あかまむし)の魔物。

 俺が火球を撃ち込むと、二体に分裂してエルバートに飛びかかる。

 そのうちの一体はユーゼが棍で叩き落とし、残りの一体がさらに分裂してエルバートの手と足に噛みついた。

 叩き落とされた個体はユーゼの連打を浴びて霧となって消えた。

 ここで、ミリィから続報が発せられる。


凶変二頭鹿イビルツーヘッドディア、左前方から来るの!」


 エルバートに噛みついている個体をレイナが突き刺して除去する。それでも、エルバートの顔色は蒼く、片膝をついて首を垂れてしまう。


 ミリィが「キュア・ポイズン」、そしてチャムリが回復魔法をかけて、ようやくエルバートは立ち上がる。

 その間、ユーゼと俺で鹿の魔物に対峙し、飛んでくる角を魔法で撃ち落としたり、突進からの後ろ回し蹴りをユーゼが棍で凌いだりしていた。


「おいで、フォーディ」


 ユーゼは羽の生えた白い虎を召喚して、三対一の状況を作る。


「左前方から、今度はイビルケンタウロスが来るの!」


 まずい。イビルケンタウロスはフルッコの森で苦戦した、素早い動きの魔物だ。

 凶変魔物が連続で襲い掛かってくるなんて、今日はなんてついていないんだ。

 一体ずつ確実に仕留めていかないと、魔物に翻弄(ほんろう)されてしまう。

 でも、今は目の前の鹿の魔物で手いっぱいだ。打開策は――


「クリエイト!」


 敢えて魔物の後ろを塞ぐように大きく壁を生成する。

 鹿の魔物はヒットアンドアウェイを得意としている。そしてイビルケンタウロスも遠距離からの射撃や高速接近による奇襲を得意としている。つまり、遠距離が、両者の得意とする間合いだ。

 壁により、距離を取れなくすることで相手の得意技を封じた。

 俺たちがずっと攻撃にさらされ続けるというリスクを負うけど、今はミリィの回復魔法を信じて、捨て身で接近戦を挑む。


 チャムリが俺の意図をいち早く読み取り、すぐに結界を張る。

 俺も剣を振り回しての攻撃がメインになる。魔法を撃つのは、剣で攻撃しながら集中するという荒業(あらわざ)をこなしながらだ。集中ができていないと、弱めの魔法攻撃になってしまう。


「息の根を止めるわ! ローズ・スプラッシュ!」


 俺の右後方で、レイナが赤蝮の魔物に止めを刺した。これで後方は安全になった。


「僕が受ける! イージス!」


 狭くなった戦場で、エルバートが盾の有効範囲を広げ、守りを固める。

 魔物の攻撃はほぼすべて、エルバートの盾によって防がれ、一気に俺たちが優勢となる。

 やはり至近距離からだと、強力な攻撃を仕掛けてはこない。安心して接近戦を挑める。


旋風落葉(せんぷうらくよう)!」


 ユーゼが棍を下段に大振りして鹿の魔物の足を払い、そのまま旋回して浮き上がらせ、上空で魔物の腹に強烈な一撃を入れて叩き落とす。あたかも、旋風が落ち葉を巻き上げて、それが上空からまとめて降り注ぐように。

 そこに俺も便乗して斬撃からの火球攻撃を入れ、鹿の魔物は魔石に変わった。


 これで残る魔物は一体。


 イビルケンタウロスは、壁を壊して距離を取ろうと、後ろに弓を撃つ。

 それが最大の隙となり、レイナの「クロス・セーバー」をまともに喰らい、十文字に裂かれて魔石に変わった。


 三体の凶変魔物に襲われるという危機を、なんとか乗り越えることができた。


「ユーゼは虎も召喚できるんだ?」


「あれ? 知らなかったですか? フォーディ君ですよ。ルブラン村のスタンピードのときも召喚してたんですよ」


「うん、初めて見るよ」


 あのときは周囲の魔物に夢中で、俺から離れた位置にいたユーゼの所にまで気が回っていなかった。


 通常、召喚士は懲らしめた魔物などのように戦って屈服させたものを召喚獣として使役する。ところがユーゼは、先天的に召喚獣を持っていて、その召喚獣に必要なレベルまで到達すれば召喚できるようになる。

 フォーディはレベル20で、次はレベル30になると新たな召喚獣を呼べるようになるらしい。

 次はどんな召喚獣なのか聞いてみたけど、「うふふ。楽しみにしていてください」とはぐらかされた。


 この後も、凶変魔物と戦う機会が数回あり、ようやく俺たちは山頂を越えた。


「ここは凶変魔物が多いわね」


「凶変魔物って、どこかに魔物が凶変化する原因があるらしいって冒険者ギルドで聞いたことがあるよ」


 大抵はそれが一回限りなので原因を特定できないことが多い。しかし、この周辺はこれだけたくさんの凶変魔物がいたんだ。きっと、永続的な要因があるに違いない。


「僕は少し寒気がする。この辺りに何かあるのかもしれない」


 エルバートも感じているように、先ほどまで感じていた寒気はさらに強くなり、まるで本能が危険な何かを感じ取っているかのようだ。


 見晴らしの良い斜面に到達したとき。俺の目には、対面の山の頂上付近が禍々(まがまが)しいオーラのような物に覆われている姿が映った。


「何か見える! ほら、向こうに!」


「どこ? 何も見えないわ」


「パンダさん、何もありませんよ」


 エルフの隠れ村でもらった「看破の石」を魔法収納から取り出してポケットに入れる。

 俺にしか見えない場合は、これに限る。


「見えたわ。なんて不吉な感じなの」


「こ、怖い!」


 ミリィは怖がって俺の右手に(すが)りつく。

 何故かレイナも自然な感じで俺の左手を握る。怖いのだろうか?

 魔物が来たら、俺、戦えないよ?


「危険な感じがするわ。それでも、行って確かめてみましょう」


 いつどこからどんな危険が迫ってくるか分からないので、ここからは飛んで接近することはしない。空中だと機敏な動作ができないんだ。

 歩いて進み、禍々しい気配に慣れたのか、途中でミリィもレイナも俺の手を離してくれた。代わりにユーゼが空いた俺の手を握る。ユーゼも怖いのかな?


 今いる山を下り切り、目的の山へと差し掛かろうとした所で、何故か体が言うことを聞かない。

 エルフの隠れ村でもらった、結界を通過できる「越境の石」を握っても、先に進むことができない。物理的な遮蔽物(しゃへいぶつ)というより、精神的に拒まれる。

 皆同じ状況で、誰も前に進めない。


「くっ……。先に進めないわ」


「そうだね。少し場所を変えて進入できないか見てみよう」


 結局、この山の周囲を辿ってみたけど、どこからも進入はできなかった。


「諦めるしかないね」


「そうね。今日はここまでにして、町に帰って冒険者ギルドに報告しましょう」


 元々古代神殿探しが目的だから、少し違うルートで町に戻った。

 すぐに冒険者ギルドに行って、凶変魔物が多発している件と禍々しい気配について報告した。一応、冒険者ギルドは「看破の石」を所持していないので、目視できないことを留意した内容とした。

 冒険者ギルドは、凶変魔物に対応できるBランク以上の冒険者を、他の町から呼び寄せて調査するということになった。俺たちには別の目的があるから、これには参加しない。


 次の日以降、探索範囲を徐々に西へと広げて行き、山中での野宿を含め、六日目でようやく古代神殿を発見できた。

 古代神殿はこれで三か所目だけど、どれも見た目は同じ建物で、周辺が蔦や枯草などで覆われていて年季を感じさせる。でも、建物を構成している石のような素材そのものは劣化していない。まるで建てたばかりのように。

 そして、やはりここでも中央付近に石板がある。


「これを使えばいいんだな」


 エルバートが青く輝くオーブを、石板の(くぼ)みに()める。

 すると、俺たちは大きな扉の前に転送され、脳裏に声が響く。


『試練に挑みし者よ、扉を開け、その力を示せ』


「みんな、行こう」


 流石にエルバートも二回目だから落ち着いている。

 大きな扉を開けると、そこは渓谷のような場所で、流れ落ちる滝から発するマイナスイオンがここまで届けられるような爽やかな空間だ。


『我が名は青龍。(なんじ)らに世界を正しき道へと導く力があるかを見極める者』


 滝の前には西洋のドラゴンではなく、東洋の龍が宙に浮かんでいる。

 青くほのかに光るその胴体の長さは、十メートルぐらいあるだろうか。

 目は白く燃えるように揺らめいていて、それでも俺たちを見据えていることが感じ取れる。


『覚悟は良いか? 行くぞ!』


 突然、俺たちの周囲に青白い稲妻が何本も落ち、足元の岩石を砕く。

 今の、わざと外したんだよね? あんなの当たったら、シャレにならない。

 これを戦闘開始の合図と捉え、レイナが飛び出して切りつける。でも、青龍は宙に浮いていて高さが合わず、深い傷を負わせることはできなかった。

 ユーゼの棍も、振り上げる動作のみヒットして、連撃にならない。


「レイナ、ユーゼ、一度下がって!」 


 俺は足元が高くなるよう、魔法で階段状に足場を作る。

 前衛の三人が、その足場を駆け上がって行く。

 後衛の三人は、やや遅れて足場を上る。


『ほぉ。高さを補正したか。それは我の攻撃も届きやすくなるということだぞ』


 青龍は尻尾を振り抜き、同時に(うろこ)を複数枚飛ばす。

 最初の尻尾を盾で受けたエルバートの足を、続けて襲ってきた鱗が(かす)めて行く。

 レイナは盾で鱗を弾き、ユーゼは腕に被弾してチャムリの回復をもらっている。


「ここなら、すべて当てられるわ! ローズ・スプラッシュ!」


「弾けろ! ブルー・インパクト!」


 レイナが青龍の胴体を無数に突き、続けてエルバートが球状の衝撃波を爆発させる。


「私もお返しです! 爆裂連撃!」


 ユーゼの棍が、連続で爆炎を上げる。

 そして、俺も火の槍を撃ち込み、手応えはあるかのように見えた。


『まだだ。クロス・ボンバー!』


 青龍が発する波動が、俺たちの足元を広く凍りつかせ、続けて右前方から大きな雪玉が転がってくる。


「わわっ! 滑りますよ!?」


 避けようとしたユーゼが滑って転倒、レイナもバランスを崩す。

 そこへ左前方から二つ目の大きな雪玉が高速で迫ってきて、盾で受けようとしたエルバートを巻き込んで転がって行く。

 足元のおぼつかないレイナとユーゼが、正面から来る三つ目の大玉に呑み込まれて、俺とミリィの正面に転がってくる。


「うわっ!」


 咄嗟(とっさ)にミリィを突き飛ばしてここから遠ざけると、その反動で足元が滑って俺も反対方向に避けることができた。

 偶然だけど、俺、ラッキー!

 ミリィは転んでいるけど、雪玉に呑み込まれるよりはマシだったと思う。


「今助ける! ファイア!」


 雪玉に火球を当てて、埋もれているユーゼとレイナを救出する。

 もちろん、続けてミリィが回復魔法を合わせてくれる。


 もう一個の雪玉は……。

 チャムリが上に乗って転がして遊んでいる。チャムリはボールにじゃれる習性があるんだっけ。

 さらば、エルバート。チャムリの気が済むまで回っていてくれ。

 と言うのは冗談で、優先順位を落としただけだ。

 エルバートの救出よりも先に、凍りついている足元をなんとかしよう。


「ウォーター!」


 周囲に熱湯をかけて氷を解かす。

 ジュワッと音を立てて蒸気が充満する中で、青龍の白い目の光が朧気(おぼろげ)に見える。

 それがやや高くに向いたとき、俺たちに向けて()てつくブレスが吹きつけられた。


 慌てて「ストーン・ウォール」で壁を作ってブレスを防いだけど、ブレスの前半を喰らい、凍傷のように体中が痛む。


「痛い……の」


 ミリィが凍える体を無理に動かして、まず自身を回復する。それは、凍えてロッドを握れなくなっていて、単体回復しかできなくなったからだ。ロッドを握れば、範囲回復ができるようになる。

 チャムリは壁から離れた位置にいたから、ブレスをすべて浴びて雪玉の上で氷漬けになっている。エルバートの雪玉とくっついて、まるで雪だるまのようだ。


 ミリィから回復魔法が届けられ、俺、レイナ、ユーゼが立ち上がる。


 レイナとユーゼが石壁の左右から飛び出して青龍へと向かう。

 俺は、まずは、エルバートとチャムリを火球で救出だ。


 壁の向こう側では、レイナの剣技やユーゼの棍の炸裂音が響いている。


 本当はここで俺も火属性の魔法で加勢したいところだけど、今使ったばかりだから、連発できない。

 そうこうしているうちに、ユーゼが連携技を発動させた。


「チャムリ! 行っきますよー! 虎吼流星撃(こほうりゅうせいげき)!」


 あの技は、ユーゼが強力な一撃を当てた後でチャムリが流星のように飛び込む技……。

 チャムリ、めっちゃ慌ててここから飛んで行った。


「むは! ユーゼは猫使いが荒いのである!」


 さっきまで雪玉で遊んでいたとは思えないセリフを残して。

 壁の向こう側でチャムリのパンチ連打が決まり、


「吾輩は、もう合格なのである!」


 いつもとは違う決め台詞(ゼリフ)を言った。

 青龍は、魔石にならないしね。


『合格だ』


 終わったようなので石壁の向こう側に行く。

 今回、俺はアタッカーというより、ほぼ裏方のようなことしかしていない。

 まあ、こんな戦い方も、アリかな。


 青龍は白い光の球となり、ふわふわとレイナの周りを回るように漂っている。

 それが二周ぐらいしたところで、レイナは右腕を胸元に寄せて拳を握り締める。


『レイナ・スターファスト。汝に厄災に立ち向かう力、授けたぞ』


「バーニング・エクスプロージョン……。確かに、受け取ったわ!」


『それでは、汝らの次なる試練の地を示そう』


挿絵(By みてみん)


 世界地図と思われる図が俺たちの前の空間に描かれ、そこには三か所、点滅している場所がある。

 一か所は今いるダイダム山脈で、その南に二か所目があり、三か所目は遥か北西の砂漠大陸にある。


 白い光の球は、ダイダム山脈の点滅の位置に行き、


『ここが、今いる場所。ジドニア獣国の試練の場だ』


 そして今度は、南の点滅の位置に行き、


『エセルナ公国第三の都市サフィ。そのすぐ南。ここが、次の試練の場に相応(ふさわ)しいだろう。特別試練であるがゆえ、ここに立ち寄らずに北西の砂漠大陸に向かっても良い。行き先は汝らの自由だ』


 サフィなら、獣都フデンからエアカーを使えば十日もあれば行ける位置だ。わざわざスキップする必要もないだろう。


『オーブを返す。失くさぬようにせよ』


 エルバートの手が光に覆われ、そこに青いオーブが現れる。


『汝らを最寄りの町へと転送する…………。汝ら、町の名前を聞いておらぬではないか。仕方がない、獣都フデンでよいか?』


 そういえば、ここから最も近い町はとくに門衛とかもいなくって、その名前を聞いていなかった。


「獣都フデンへ」


 レイナが答えたときには、俺たちは獣都フデンの入り口に立っていた。

「なっしんぐ☆さん、ブックマーク登録数が増えていますよ!」

「おい、ユーゼ! 評価者も増えているのである」

「全部、私の活躍のおかげなのかニャ? あり得ないのニャ~」

「どこかに、一緒に魔王を倒す仲間はいないのかしら?(ポップをスルー)」


なっしんぐ☆です。

ブックマーク登録して頂いた方、ありがとうございます。

評価をして頂いた方、ありがとうございます。

それらは全て、ぼっちな作者の活力となっております。

そして、次話以降に活かされていきます。

目指せ、ハリウッド映画化! ……もちろん冗談です。

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