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レベルMAXの最弱者⁉︎  作者: さしみる
第一章 村での生活。
3/16

3.冒険者登録の巻。俺のだけおかしくね!?

書き直ししました。


「その格好はなんですかw?」


何を言っているんだ?そう思う前に焔たちは


((何わろてんねん))


突っ込んでいた。

だがよくよく周りを見て気づいた。


「「あ、格好やべぇ...」」


周りの冒険者たちや新人冒険者は防具や武器を持っている。

焔たちも持っているのだが


(やべ、俺ら木の棒武器とか恥ずくね)


(今更な気がするよ)


武器はアイテムボックスの中に入れてあるので誰も木の棒を持っていることは知らないが、ーーー出したら終わる!ーーーそう二人とも思っていた。


(亜蓮さん知ってて二人で入らせたのかな〜?)


(帰ったら非常食また食ってやろうか)


焔たちは亜蓮を少し恨みながら冒険者たちの視線を浴びながら、早くギルドを出たいので登録を済ませようと決めた。


「あの、冒険者登録に来たんですけど」


受付に話しかけると受付の人はハッとしたように


「あ、はい!冒険者登録ですね。一人1000ルピです。」


「「は?」」


ーーー金かかんのかよ!ーーー二人は突っ込みまくりだった。

亜蓮からは登録にルピを使う事を教えてもらっていなかった。

幸い二人合わせて2000ルピ以上持っていたので出したが


「え、どこからルピ出したんですか?」


焔たちは驚いた。

コマンドが出せるのは二人だけでこの世界の人は出せないのだ。


「えっと...ひ、光の速さで出しました」


(焔のバカー!)


竜也は焔の頭をぺちっと叩いた。


「ま、まあいいです。では登録するためのカードを取ってくるので少し待っててください」


近くの席に座っていてくださいと言われ、焔たちは近くの席に座った。


「あー、やばい。すごい場違い感が」


「今は耐えるしかないな。俺はずっと上向いてる」


「は!?お前キモ!ねぇ、恥ずかしいからやめて!」


焔はずっと下を向いていて竜也が上を向いていることに気づいていなかった。


(あいつら何しにきたんだ)


(武器もなんもないけどどうやって魔物狩るんだろうなw)


(後から武器買うんじゃないか?)


そんな周りのヒソヒソ話しを聞いていたら受付の人が戻ってきた。


「お待たせしま...何してるんです?とりあえずこちらを向いてください」


「竜也、戻ってきてー。紙メンタルかお前は?」


「あ、はい。戻ってきました」


竜也は上を向くのをやめて受付人をみた。


「遅くなりましたが、私はこのギルドの受付係、メルと言います。よろしくお願います」


メルはよく見たら、羊の角がついてふわふわしている髪をしていた。

髪色は白でまるで羊のようだ。

姿は人間ですが。


「俺は焔です。よろしく!」


「俺は竜也です。よろしく!」


「あ、あはは...よろしくです」


元気良すぎたか?引かれた気がする。

焔たちはまあいいだろうと話しを続けた。


「登録って何をすればいいんですか?」


「はい、このカードに手をかざして、自分の名前を言っていただければできます」


「よし、俺からやるぞ。焔!」


焔が言った瞬間、カードが光り文字や数字が映し出された。


雨森焔 Lv1 ジョブ ??? 称号 無し 所持金 90ルピ


筋力 10

防御 8

魔力 2

魔防 0

速さ 15

精神力 20

運 23

スキル

無し

装備

木の棒

攻撃力+2

一回振ったら壊れてしまう。


「よし、出来た」


「じゃ俺も〜」


佐島竜也 Lv1 ジョブ ??? 称号 無し 所持金 0ルピ


筋力 13

防御 10

魔力 0

魔防 0

速さ 7

精神力 14

運10

スキル

無し

装備

木の枝

攻撃力+1

木の棒の方がいい。


「あら、まだジョブが決まってないのですね。私はそのよりも武器が面白すぎてwあのw」


「「あ、やべ」」


焔たちはうっかりしていた。

バレたくないところがバレてしまったのだ。

冒険者の一部が見て、少し遠くでひそひそと話しているのが聞こえる。


「まあ、大丈夫です。ではジョブを決めていただきます。カードに()()石をかざしてください」


メルが出した石は役職の石と言う石で自分のジョブを教えてくれるらしい。


「はい。じゃあ次は俺からいくわ」


メルから役職の石を受け取りカードにかざした。

またカードが光ってジョブのところに文字が刻まれた。


佐島竜也 Lv 1 ジョブ 剣士 Lv1


「あれ?レベルが二つに増えてますけど、どういうことですか?」


「はい。剣士としてのレベルですね。自分自身のレベルとジョブのレベルがあって、ジョブレベルが上がると上位のジョブになれます。ジョブは下位、上位、神域の順に上がっていきます」


この世界には自分のレベルとジョブレベルがあるらしい。

神域に達している人はこの世界に3人しかいないそうだ。


「よし、じゃあ、俺もいくぞ」


雨森焔 Lv1 ジョブ魔法使い? Lv1


「なんではてな付いてんだよ!」


「あれ?こんなの見た事ないですよ。ま、まあレベルを上げれば直るんじゃないですか?」


ーーー竜也は隣で爆笑してやがる、ちくしょう!ーーー焔は少し困惑していた。なぜ自分だけはてながついてんだよ!っと。


「と、とりあえず登録は完了しました。後は冒険者ランクを刻めば終了ですね」


メルが二人のカードに手をかざし、光ったと思ったらそこには、ランクFと刻まれていた。


「あの、このランクはどういう意味があるんですか?」


「はい。今刻まれているランクまでのクエストまでは受けれるという意味です。このランクは知名度やクエストのクリア数、レベルで決まります。ただし、どれか一つしか高くないという場合はランクは上がりません」


「なるほど」


つまり冒険者ランクを上げるにはたくさん努力が必要と言うことだ。


「ですが、納品のクエストに関しては冒険者ランクは関係なく出来ます」


魔物退治のクエストはランクで制限があるが納品はないらしい。

詳しく聞けば、納品ではポーションなどがあり誰でもいいから早く欲しいと言う人がクエスト依頼をするからだそうだ。


「冒険者の人達はあまり納品のクエストは受けないんですけどね。報酬が少ないので」


普通の冒険者は魔物を狩るのが普通らしい。

だが、焔たちは異世界に来て間もない。

魔物を狩るのも怖いし武器すらまともに持っていないので、焔たちは納品をしようと思った。


(まあ、俺達は納品を中心にやってくか)


(そうだな、魔物怖いし)


とりあえずこれで冒険者登録は出来たようだ。


「それでは、これからの冒険者生活を頑張ってください!」


「「ありがとうございました!」」


こうして焔達の冒険者登録は終わった。




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