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あるお爺さんからの未来日記

作者: 猫乃つづり

やあ、自分、元気かい、まあこの手紙を読んだ時はさぞかし、びっくりするだろうとおもうよね。

だって、私の名前が書いてあるのだもの、そりゃ冷静ではいられないかもしれない。

いや、まってくれ、多分、君は、なにかとめんどくさがって、あるいは霊の仕業だとか、何かのいたずらだ、とかいろいろ、言って捨てるかもしれないし、まあ、とにかくちゃんとはよんでくれないだろうとおもってる。

わかるよ、なぜなら、私だってよくわからない人間はあまり関わりたくないのだから、それと同じでもしかしたら、この手紙もそれと同じで気味が悪いだろう。

しかし、安心してくれ、この手紙はただの紙で(リサイクルされたもの100%)あって、君がレトロだとかんじたスパイ映画の様に爆発などしない!

といったところで信用もしてくれないだろうが、まあ、読んでくれよ、君は君の判断で物事を考えた方がいいと思うから...

うーん、なんだろう何を書けばいいかなとかという演技じみたことはしない、だからといって、

あまりながながと書くのもつかれるし、読むのも疲れるだろうから、効率化を最大限にして書くね。

まず、未来の僕の時代は<感情>に乏しくなってしまっているよ。

なんで、<>書きなのか、疑問におもったでしょ。

まあ、なぜかっていうと、もう既に感情というものが情報の世界で概念化されて、現実世界に及ぼす全ての感情の表現すなわち、人工知能によって算出され、証明されたんだ。

信じられないでしょ、性格診断だって、同じ性格とはいえ、人のアイデンティティはそれぞれ、ちがった

信念のもとでいきてるわけだし、100%とはいえなかった。というか、あくまで統計学を用いてるからね。

だから、最初は誰も信じちゃいなかった、意外にも開発者たちでさえも...

でも、次第に疑いから確信にかわっていったのは、この理論を用いてアプリとして販売していったことだ。

このことは、世界中で話題になったよ。

そんなわけない、、馬鹿げてるって、でも、人間は好奇心旺盛なものだから、つかってみる。

ゲーム感覚で始めてみたのは最初のうちだけで、次第にそれが的中しすぎて、それがみんなにも同じようにあててくるから、もう、しまいには国家も感情によってマイナスになるものは排除しようとして、その結果、感情がなくなったね。悲しいよ、今ではもうみんなは、夢を意図的に操作して作りあげた世界で幸せに暮らしてるよ、現実では感情は不確定要素を含んでるからね、怖いんだよ、神の如く審判する人工知能にね...

だから、みんなは安心して夢の中でハッピーに過ごしてる、なんて、皮肉な結末なんだろう。

僕はどうかしてるよ、感情というものに君は世界を滅ぼす異端者だとかいわれてるよ。

ただ、ただ、人間として、生きているのだから、自分の生き方は自分で決める判断をもってもいいじゃないか、確かにそう考えたら、僕はあるしゅの犯罪者になってしまうのだろう、でも、それでもいい、

僕はもうすぐ、最後の抵抗を試みる、無謀かもしれないし、神気取りのアイツらからしたら、笑いものだろうが、それでもいい、もし、君が最後まで読んでくれたら、この結末を少しずつでもいいから、かえてみないか?方法がわからない、確かに僕もわからない、悩む、でも、悩んでるからこそそれはチャンスだと思うんだ。

とにかく、アイデアを出して、、『自分は自分だ』と心の中で唱えれば、きっと人生というものを送れるとおもうから、

そろそろ、時間のようだ、唐突に手紙を君にだしてごめん、でも、これで、少し今がかわれるのなら...




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