表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者ご令嬢 短編  作者: 透坂雨音
おまけ
5/12

黒き聖獣の物語



 むかしむかしある嵐の夜に、一匹の心の優しい黒き獣が、ある民家へと迷い込みました。

 獣は実は魔物でしたが、人を襲うような狂暴な心は持ってはおらず、すぐにそこに住んでいた少年と仲良くなり、どんな時でも傍に寄り添って過ごしました。


 それは少年が成長しても変わらずに、立派な騎士となった青年の傍でいつでも手助けして過ごすようになります。


 長く、どんな苦難も共に乗り越え、力をあわせて解決していき、いつしかその魔物は黒き聖獣と呼ばれるようになりました。


 しかしある時、悪い魔女と戦う騎士をかばって獣は深く傷を負ってしまいます。

 治療も間に合わず、癒す事も出来ない中で、けれど獣は最後に青年を救うために、世界の果てまで響くような咆哮を上げ、悪い魔女の気を引いて深い眠りへとついていきました。


 どんな時でも青年を手助けしてきた獣は、優しき心を持った黒き聖獣として、長く世に語られ続ける事になりました。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ