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朝の騎士の物語
むかしむかしある所に 一人の青年騎士がいました。
青年は人々から朝の騎士と呼ばれていて、混迷する世界の大いなる希望でした。
人々を守る剣として力を振るい、邪悪の存在である魔物達を日々退治していきます。
ある時、青年はそんな魔物達を操っている存在の事を知ります。
それは夜の魔女と呼ばれ、強大な力を振るいながら人々の心を不安と恐怖に貶めていた悪い存在です。
青年は夜の魔女を探し出し、三日三晩かけて討ち果たしました。
ほどなくして魔物の脅威は少なくなり、人々は笑顔を取り戻していきます。
そうして青年は、この世界を救った存在……勇者として、長く世に語り継がれる事になりました。