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5 よりによってそれ捨てる?!

湯切りしたフェリスは、こんなことでは諦めない。


彼女は前日にラーメンを食べ損ね、リベンジしたい一心で

次の日もお昼に出かけて行き、再びカップ麺を買ってきたのだった。


「今日は、もうお湯を捨てたりしないから!」

変わらぬやる気に頭が下がるというか、呆れるというか。。。


最終チャレンジは、うどん!

そう、カップのキツネうどんである。


庶民にはお馴染みの「赤いキツネ」ってやつである。


フェリス、おもむろにお湯を注ぐ。。。

まぁ、さすがにお湯は捨てなかった。(当たり前だが)


無事に出来上がり、これでめでたく汁の体験もしたというわけだ。

焼きソバよりは美味しいのか、”ゴム”宣言も出なかった。


やれやれ、彼女のカップ麺騒動もやっと終了か・・・

と、思っていたのだが・・・。


我々もコンビニ弁当を食べ終え、残った容器を

ゴミ箱へ入れようとしたその時。。。


どこかで見たことのある四角い物体が捨ててあります。


一瞬・・・目を疑いました。




「えッ?これ捨てたのフェリス?」


そうです、彼女はお湯を注ぐ前に”お揚げ”を捨てていたのだ。


「なんで、これ捨ててんの!?」


「え?それ、食べれるの?」とフェリス。


「だって、これキツネ(お揚げ)じゃん!!」


「そうなの?!私、てっきり防腐剤か何かと思って

食べられないものかと思っちゃった!」




「麺だけ食ったのか!?」



一番のメインディッシュを捨てて

素うどんで食べていたフェリスだった。。。


ただの”赤い素うどん”として。


本当に残念だ。残念な人だ。

リベンジならず。


世の中に、こんな人がいていいのか。

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