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さよなら大嫌いで大好きな悪魔  作者: ひょく
序章 お世辞で綴られた千年に、さよならを
4/15

4 千年分のお返し

リーリア:この章の主人公 達観してる。

シルヴァード:リーリアの専属の世話係だった悪魔

レイ:千年前の災厄を生き残った。リーリアを外に出そうとする...

「リーリア嬢様。お体に障ります。今一度考え直してから...」


シルヴァードの話には耳を貸さず斧を放り投げた。

シルヴァードの顔の横まで斧が到達する。


「回って」


リーリアがそう発した瞬間、斧が空中で軌道を変えた。

シルヴァードは横も見ずに斧を弾いた。


斧に意思があるように見えた。リーリアの能力...というより斧の能力のようだ。


リーリアはシルヴァードに向かって走り出した。斧は再び軌道を変えリーリアの手元へ戻った。リーリアは走った勢いのまま斧を振りかざした。

それもシルヴァードの斧に受け流された。


ドシンッ斧が地面に刺さる。

こんな事気にせず、斧をシルヴァードに向けて床を削りながら切かかった。


シルヴァードはこれも弾いた。


攻撃はしていないようだ。それに初めの言葉、やはりか。


カキンと高い音が響いてリーリアの斧が空中を回転した。


シルヴァードが一歩踏み込む。


リーリアは後ろへ大きくジャンプした。斧がリーリアと交代するように前に飛び出してシルヴァードの頭を狙う。

首を傾けて斧を避けた。


斧は再びリーリアの手に戻る。


リーリアはまた踏み込みシルヴァードに向かって振りかざした。


シルヴァードは受け流す体制に戻る。


斧はシルヴァードより手前に刺さった。

リーリアは斧に体重を乗せてシルヴァードに蹴りを入れた。


その蹴りはシルヴァードの手に当たった。


「やっと1本取ったわ。」


リーリアは空中で蹴りをいれたせいで受け身をとれないまま地面に落下した。ドサッ


「リーリア嬢様!」


リーリアはゲホッゲホッと苦しそうな咳をあげた。


ドカッドォォォッ 俺は悪魔の胴体を蹴り飛ばした。

リーリアを気にしていたせいで俺の事は見向きもしなかったらしい。隙だらけだ。


背中の襟元を掴んで立ち上がらせた。


「ありがとう。」


......そう言われる筋合いはないがな。刀をナイフに変えてリーリアの首に当てた。


「れ..レイ?」

絶望したような目で俺を見つめた。


悪魔は鬼の形相で近づいてきた。


瞬間移動もしてるが連続では使えない。

時間操作、一度使ったらもう一度使うのに時間がかかるといったところか。


「降伏しろ。じゃないと」

リーリアの首に僅かにナイフが食い込む。

「わかってるよな?」


....「チッ外道め。」

カラン、と虚しそうな音を立てて大斧が遠くに飛ばされた。


悪魔には外道なんて言われたくないがな。



「リーリアの時間遡行は独立しているのか?」


..........「沈黙はyesと受け取るぞ。」


悪魔の目が泳ぐ。.........yesのようだ。


「その場にしゃがんでロープで自分の体を縛れ。」

そう言ってロープを蹴り飛ばした。


渋々といった様子でしゃがんでロープを自分の体に巻き付けた。

悪魔は驚いたような表情を浮かべた。


リーリアにナイフを当てたまま悪魔に近づいた。


「動くなよ。」

縄が皮膚に食い込むくらい強く結んだ。

廊下には縄の縛る音だけが響いていた。


ナイフを下ろした。


「そういうことだったのね。それならそうと言ってほしかったわ。変な心配しちゃったじゃない。」

先程の絶望の目は理解へと変わった。


床に足をつけたリーリアはその足でシルヴァードの元へ進んだ。




ズシンと重い蹴りがシルヴァードの腹に入った。

「千年分のお返しよ。」





肩に足をつけてシルヴァードのネクタイを鷲掴みにした。

「それで?私をここに監禁した理由話してもらおうかしら?___シルヴァード?」

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