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【プロットタイプ】夜に這う

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

大天使麗衣ちゃまが、唯一受け入れられないのが多分これ。

明日からGWという事で、うちの飼い犬の機嫌が頗る良い。帰ってきてから、休日の予定を矢継ぎ早に話すその様は、今が人生の絶頂期だとでも言いたそうだった。

俺は特に予定を決めて居ないので、鏡花の旅に同行するか、実家の物置で人形と戯れるか、まぁ何かしらしているだろう。

人間、不思議なもので、唐突に休みを与えられると、どう扱って良いのか分からなくなるのだ。

「……明日の午前か午後、一度実家に帰る。そんで人形借りて来る。……来くるなら来い。話ぐらいならしてやれる」


鏡花とは大学時代からの付き合いで、妹の麗衣とも交流があったた為、両親の印象は悪くない。俺のオマケとして物置に案内しても、そこまで慌てる事もない。あの人達に必要なのは、異端に対する理解なのだから。

そうして鏡花を人形部屋に案内すると、小さな驚きを込めた感嘆を漏らした。

「圧巻だね」

見渡す限りの本と人形。両親の全てが詰まった部屋。そこで、俺は幸江一号を手に取って、真ん中のソファまで連れ込んだ。

「俺が幼い頃から、両親はこうしていた。数ある中から今の気分と合致した人形を引き連れて、容態を観察する。手で触れ、関節を曲げ、偶に語り掛ける」

麗衣はその様を本能的に恐れていたのか、非常に強く拒んだ。特に幼少期に嫌悪が強く、『こんなの普通じゃない!! おかしい!!』と声に出して抗い続けた。今でも用がある時以外には近づかない。

その様を見て、両親は何も言わなかった。ただ何処か残念そうな顔で肩を降ろした。両親の歪な趣味を理解していたのは、俺だけだった。

「お前達は今もこの場所で、両親に可愛がられているんだろうな」

人を模した人でないもの。人工的な美しさがある。偶に悪戯に俺の部屋に入り込んだのは、仏子(ぶっし)十三号だったか。

そこまで考えて、俺は幸江一号を元の場所に戻し、ロリータを着込んだフランス人形を手に取った。

「鏡花、此奴が俺に夜這いに来ても、あんまり驚くなよ」

「え、瑠衣たんが添い寝するんでしょ?」

「俺の意思でそうなったのなら、なんも面白くないんだがな」

久しぶりに連れ帰ったら、また夜這いに来るだろうか。

「……勝手に動くって事?」

多分、お迎えした子に夢中になって、ドアを開けっ放しにしていたのが原因。

人形の姿を観察していたのを、麗衣に発見され、『……おいで〜? 瑠衣、麗衣』と言った時に返した言葉。


ちったい瑠衣がてけてけ歩いて、人形に興味津々なのに対し、『こんなの普通じゃない!! おかしい』と叫んだのがちったい麗衣です。


なおそれ以降、麗衣には人形トークになるべく気を使ってます。

だから趣味が合う、または拒否反応示さない人を見ると、『君、センスあるねぇ』と語り倒すタイプ。


麗衣は人形部屋に行く時、ビビり散らかして一人で行くか、瑠衣を連れて行ったと思います。

『絶対、そこに居てよ!! うわぁ!!』って。


あんなに沢山の人形があるから、何体か不思議な子がいてもおかしく無さそうな。

でも無害な子達だと思います。悪戯はするけど。

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