12【銀河ドライブへ】
オプシティア星の含まれる恒星系へのパトロールが強化された。
まだ、銀河連合には一応加入していないが、とりあえず仮加入をして様子を見てから本加入をすることにした。
そのために私はとりあえず外に出てもう少し勉強をすることにした。
オプシティア星の魔王としてではなく、あくまでもダンの友人として銀河連合本部に社会見学をさせてもらったり、ショッピングの施設へ買い物に行くことになったのだ。
銀河系での通貨もあって、オプシティア星の何かを換金すれば得られるそうなので、大昔のジャイアントマジックアーマーのガラクタとして放置されていたものを、遺跡から掘り起こしてガジェット品として売りに出した。
五千年前とはいえ、かなり文明が発達していたころの者だったので、それでも使える部材が豊富にあるという事で良い値段になったのだ。
そうした経緯から、凍結していた古の技術のデータを取り出し、環境を破壊することなく外へ向けた交渉のために研究するよう、新たな機関を設けるように内務の者に通達を出した。ゼロから作るわけじゃないのだし、資料もすべて残してあるから、すぐに形にはなるだろう。
そうして新たに得たお金を、外交に使用する分と、私の個人の小遣いにちょっとだけ分けてもらった。
「黒石~おまたせ!」
「木村、今日はよろしくね」
今日は木村とデ、デートと言う名の初めての太陽系以外の系外へ外遊することになった。
パトロール用のジャイアントアーマーで迎えに来てくれた木村は今日も爽やかな笑顔で手を引いてコックピットに連れていかれた。
銀河パトロール機でデートって、いわばお巡りさんがパトカーを私用に使ってるようなものじゃないの?って言ったら、
「れっきとした公務だから大丈夫!でもこれ以上ない美味しい公務だけどね」
中学生とは思えないセリフ。
でも、コックピットにはもしもの時のためにもう一人を乗せるシートが真後ろにあって、人を救助をしたり、悪いやつを逮捕したりしたとき使うらしい。
「って、これが悪いやつを固定する・・・冗談だよ!普通のシートベルトにするから。ひかないでー」
木村はМだわ絶対。それに付き合う趣味もないわよ私は。
少しおびえている私をシートに固定する木村に
「なんだか、楽しそうね」
「楽しいよ」
座らされたシートではあたしの魔力の方が固定されているのが分かる。それはたぶんアーマーの誤作動を防ぐためだと理解しているから。
「それにしても、私服の黒石を初めて見たね」
「そう?」
念のために宇宙服のボディスーツを中に着込んで、その上にゆったりしたワンピースを着てきた、足元は可愛くない宇宙用のブーツだけどね。
それにいつもの自分用のヘッドギアを被る。可愛くないわ。
木村はいつものパトロール隊員のボディスーツ。さっきも言ったとおり、仕事中だからね。
『宇宙パトロール機射出準備完了』
「コックピット内も準備完了です」
『ダン、ノア様の事くれぐれも』
ローの言葉が入ってくる。
「はい、命に代えてもお守りしますよ、理事長先生」
『よろしくお願いします』
命に代えるのはやめて。
そうして、二人を乗せたジャイアントアーマーは銀河へ飛び出した。
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