ー転生先は魔王城ー
異世界転生系統を書くのは初めてなので、優しい目でみていただければ幸いです。
普段と変わらず、告白されて断り帰宅する道。
ただ一つ違うことといえば、後ろから追ってきている一人の男子生徒ぐらいだろう。
「あ、あの、霧生先輩!!」
「何だい?」
「少し、ここじゃ話しづらいのですが」
「分かった。俺の家が近いからそこで話そう」
後輩くんかな?全くこの頼れる俺が相談に乗ってやるか。
「先輩の家……ですか?」
「うん、今日は親が居ないから」
「分かりました、ありがとうございます」
俺は後輩くんを連れて家に帰った。
玄関を開け中に入る。その後ろを後輩くんが追いてくる。
「で?話って何かな?」
「先輩ってモテますよね?」
「えっ、そんなこと無いよ」
「思ってないですよね?」
「えっ、……まさかそんな、あはは」
何故ばれた。俺のポーカーフェイスは完璧だったはず……
「先輩、いい加減ウザいんで死んで下さい」
「えっ?」
今、何が起きた?たしか俺は、後輩くんの話を聞いてて、モテてるって言われて、謙遜したのバレて……ウザいって言われて、刺された?えっ、この俺が?何故刺された?
「こんな死に方……あり得ない………」
そこで俺の意識は途絶えた。
俺は、神にお前ウザいからそこら辺の敵にでも転生しとけと、転生させられた。
「ここは……魔王城らしいが……」
「オイ、貴様ここで何している」
「えっ、……」
声がした方を見ると、そこに立っていたのは龍の顔した怪物で……
「ひっ……べっ、べつに何も」
「怪しいな。お前」
そのまま私は引きずられた。
母さん、父さん、俺は何されるのでしょう………