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恋愛小説

題名 「大切なこと」小説  著者 虹乃真澄 

(序章)私はとある中学校に通うごく普通の女子。何とかギリギリ私立共学中学校に通うことは出来たけど・・・そのギリギリで虐めに合ってしまった。そんな中励みになったことは?

 それでは、現代の問題と自分を想像しながら御読書・御朗読下さい。


(1章 入学と恐れ )

小学6年生の冬。私は受験やら何やらでとても大忙しになってしまった。初めは私立共学学校に入学する気は無かったが自分の夢を実現するためには、この中学校を選ぶしかないと母・父に泣いて頼んだ。そして、1月××日。その学校の入試はもう最終日3日目だったため一番難しいこと間違いなしだと思った。父母は「頑張って。リラックス。今までやったことを出し切った方が勝ちだよ。全てのパワーを出し切ってきな」と背中を後押ししてくれた。

私は「ありがとう」と笑みを顔に浮かべた。

試験開始。私は2科では不安なので4科受験を選んだ。何故4科というと算数が一番のつまずき様だったからだから得意な国語・社会で良い点を稼ごうと4科を選んだのだ。

最初の算数はとても汗だくで試験監督者が「大丈夫かい?」とか周りの受験者が微笑を浮かべていた。この汗だく騒動が後の虐めの原因になるとも知らず。でも、受験者の一人だけ黙々と問題を解き続けている人もいた。

2日後合格発表があった。父・母・祖母・祖父・弟・妹などが仕事や小学校などを欠勤したり欠席したりして見に来てくれたのだ。「絶対受からなくちゃ」少々汗になってきた。「287番・・・・・287番・・・・・・・・あっ280番があった・・下下・・・・あっあった!! やった〜」受かったのである。家族は皆私に駆け寄り泣きあった。

1ケ月後・・制服などの寸法など衣服シューズなどの合わせが終わって下旬にそれらを合わせ全ての製品が届いた。私は「よしっ!!頑張るぞ〜」と心に誓った。

入学式の日が来た4月×日。快晴桜ふぶき舞う中で中学校生活第一歩が始まった一人一人の名前が担当のクラスの先生によって読み上げられていく。今までに無い緊張感を味わうことになった。後ろでは、娘の勇姿を一目見ようと母・父がビデオカメラを持ち録画している。

入学式が終わるとクラス集合写真を撮った。「あれ?」私は思った。「お隣にいる人確か同じ教室で試験を受けて黙々と問題を解き続けていた人じゃないかしら?でも、声掛けづらいな・・」それも、そうである何故ならその人は男子であるし今は集合写真を取る時間でもある。私は「明日の初昼休みに話そう」と思った。明日は大変なことになるともしらず。

 この私立学校に入学してやっと2日目だ。私の家は学校からとても遠いので電車を何本も乗り継ぎし、最終的にはスクールバスを乗って学校に登校するとの方法しかなかった。中々なれずこの二日目も駅係りさんに聞いたり派出所のお巡りさんに道を尋ねてしまった。私はとても恥ずかしく思った。

まだ入学してから一人も友達と呼べる人はいない。「早く作ろう」という気はあるのだが、小学校のときからなんとなく言おうとすると気が縮まってしまうため相手からの「友達になろう」という声が出ないとなれないほどだった。

 私は「今は友達を作ることよりも入ったからには生活を頑張るぞ〜」と心の中で言った。もう入学時に教科書は配られているので今日から本格的な授業が始まる体制が整っている「あ〜あ」と授業初日から疲れている生徒が沢山いた。私はなんとか1・2・3・4時間の授業を終えた。でも後1時間残っている。しばらくして、チャイムが鳴りお弁当の時間だ。ここの学校は時間内なら野外で食べることが許されていた。正し時間を越えて帰ってくる生徒がいるとしばらく全体が野外飲食禁止になってしまう少々作法の厳しい学校だ。私は弁当を毎日作ってもらっているので野外飲食系統の心配は無かった。

20分が経ちチャイムが鳴った。昼休みの時間だ。私は机にペンやら色々出し少々国語のノートの中身を整理していた。そうしたら、ある女子が近寄っていきなり卑劣な言葉を言い出した。

「あなた受験のとき汗だくだった人でしょう」「そうですけど・・」「ははは・・・・皆から馬鹿のように注目された気分はどう私は思いっきり笑ったわ」「今になって・・その話を持ち出さないで下さい」「ほぉ〜そっか〜もう過去話ってことかい?じゃあ証言者を出そうか?」「いえ結構です」言葉が言い終わらないうちに「おいこっちこいよ」「あんたでしょ。あたしはそんなアナタの隣で受験して恥ずかしく思った。私まで被害が喰らうじゃないどうしてくれるのよ?ええ!?」「私は迷惑を掛けたかもしれませんでも何で私をそんなに責めるのですか?」「それは、あんたが起こしたことがどれだけ事大きいことか知らしめてあげるためよ。おいおめーらも来いよ」その内私の机の周りにはそのことを知っている男子・女子でいっぱいになった。最初に言葉を掛けた女子が「テメエうぜえんだよ」と机を蹴飛ばし倒しそれに加えてその周りにいる男女が私に暴力を振るってきた。職員の方はみんな職員室にいるため次のチャイムの時間まで帰ってこない。「どうしよう・・・」私は思った・・。

すると、一人の男子がドアを突然バンッと大きな音を立てて入ってきた。「おい皆で何やっているのだよ?」「この子が中学試験会場でやったことについて責任を・・・・」と言い終わらないうちにその男子は「はぁ?そんなこと人間世界でやってはいけないことそんなことを促進させるテメエら最低中の最低だおい彼女を離せ」私はこの口論が続いている内に私は頭に血の気が行かなくなり倒れてしまった。

目が覚めると保健室にいた私がむくっとベッドから起きるとその男子は笑みを浮かべて「良かった。倒れたのだよ。君。大丈夫?」「はい。ありがとうございました。今度から気をつけます。」「ん〜君が謝る事じゃないよ悪いのはあいつらだから、今あいつらは担任の先生が説教しているからもうやらないはずだよ。でも、またやりだすかもしれないからその時はまた僕が居れば直行するよ。」私は顔が赤くなった心の中で「この人の心は温かい・・私ってどうしてこんなに無力なのだろう・・・ああ情けが無い」私は彼に向かって行った「すみません。今日は授業つぶしてずっと保健室に居させてしまって・・・・。」「いや。先生から頼まれたんだ。だからずっと居てよかったんだ。」                   「そんな・・・本当にすみません」私は大変申し訳なく謝る気持ちでいっぱいだった。この日私は、健康面からのことで保健の先生が言った。「今、あなたのお母様の携帯電話に電話かけたわ。家に連絡しても繋がらなかったから。とりあえず今日のことは話をしておいたから、今日はお帰りなさい」「で・でも・・・」授業を潰して側にいた男子生徒が「でもじゃないよ。君が心配でこうして来ているのに・・ダメだよ今日は帰った方が良い。うん。絶対に」そう念を押されて頼まれたので私は帰るしかなかった。約15分後連絡を受けたお母さんが出勤先から急行してきた。「どうも遅くなってすみません私の娘の容態は?」「だいぶよくなりましたよ。この保健室に入るときは汗だくで・・ひ汗がすごかったですからお〜い。いらっしゃいましたよ。」私は男子生徒に「ありがとうじゃあ・・また明日ね。」と言い学校を母と共に去った。

帰りの道母は「どうした?何かあったの?」と聞いてきた。私はどう答えれば良いのか分からなかった・・・。

嘘をつくわけにもいけないし・・本当のことを話すにしても、学校を退学にされては困るし・・すると母が大きな声で「何があったのか聞いているの?詳しくあなたから聞かないと分からないの分かる?」少々言葉の端に怒りを感じた。私は単純に説明した。「昼休みに周りの人から虐めを喰らって私、倒れてしまったの・・」とまでしか言葉は出なかった。母は「自分が説明できないじゃあ駄目だよ。次はちゃんと注意しなさいね」私は「は〜い」と少々明るめな声で言った。私と母は家に着き母は再出勤でまた行ってしまった。私は安静にすごすために自分の部屋に戻ってベッドの上で考え事をした。

「このままの私って言ってもまだ入学して3ヶ月しか経っていないのにもう虐めにあっている自分・・改善策はあるのだろうか?ずっとあの男子生徒に助けを求めるのか?ああどうしよう・・・」私は深く考え込んだ。しかし、良い案が浮かばないため布団に入って寝た。そのころ私を助けた男子生徒は帰宅途中だった。男子生徒も考え込んでいた。「彼女をどう助けていくか・・・う〜ん支えていくからのほうが妥当かな・・で嘘をつくわけにもいけないし・・本当のことを話すにしても、学校を退学にされては困るし・・」

翌朝、私は母に弁当を作ってもらい玄関を出たら、なんとあの男子生徒が待っていた。

私は驚いたが、どうしたのかなと思い男子生徒に話しかけてみた「昨日はありがとうございました今日は早くどうしたのですか?」「ん〜いやいや。大丈夫かなって思って来てみただけだよもう大丈夫かな?」「私は・・大丈夫です・・・」「えっ大丈夫なんか凄く暗いけど・・」二人は駅方面に歩き始めた「昨日のことがまだ残っているみたいで・・」「心配するなよ〜また守ってやるさ」「ありがとうございますこんな弱い私に色々してくださいまして」「いやいやいや・・ところで僕の名前聞いてなかったよね・・」「はい」「僕の名前は渡利 祐希 わたり ゆうき だよ」「良い名前ですね」「ありがとう君の名前は?」「私の名前は那木 美沙子 くにき みさこ って言います」

二人は歩いているうちに駅に着いた。駅はいつものように寒い風が吹き静かだった。

{三番ホーム御注意ください 特快 △△行きが参ります。危険ですから黄色の線より後ろに御下がりください}私たちはその電車に乗った。ここの電車は昭和22年からずっと運転されているレトロ電車だ。

運よく原爆や空襲にあわなくて全線ずっと現代に渡って運転されている。電車に乗った私たちは乗車中にも色々話した。

終点まで乗らないといけないので大変だ。


「今日は、何も無いと良いけど・・・」と私は思った。



(1章完)





執筆者は・・・男子です;;そこのところ御考慮願います;;

これから頑張って二章書きますので応援宜しく御願いします。^^b

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