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トラウマに決意に
時間は夜の11時を廻っていた。
うちは何時でもウェルカムと言いスーツを着て金沢から土産を持って来たやよいに対し、実家に入れずにホテルに泊まろうと言い出す西田にやよいは不満と不信感、そして過去のトラウマを西田に告げる。
やよいはすっかり嫌に成り、結局私は誰にも紹介出来ない様なビッチな女なのかと気分を憤慨させる。
結局私は幸せにはなれないのねとエスティマの助手席の中で不機嫌にやよいは顔を曇らせた。
わかったよ。行こう。その前に少し勇気を下さい。
西田はやよいに口付けをし、やよいを助手席に乗せたまま 実家へと向かう。