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そして『器』を奪われた俺  作者: 深爪 みなみ


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ep.2 アニマ

いつものように依頼をこなし、ギルドに報告に戻ろうとしているヒイラギ。

しかし、帰路につく最中、辺りの様子がおかしい事に気付く。


「ん?なんだこの違和感は?」

「何故こんなにも血の跡が?」

「クエストへ向かう道中こんなものは無かったぞ?」

「そして......何故死体がない?」



そう呟く彼。

直後、彼は反応することが出来ない速度で切りつけられた。




「っつ!!!???なんだ!?!?!?」




深紅の長い髪に真っ黒な瞳。

手には大鎌。

そしてあまりにも大きな悪魔の様な翼。

見た事のない者との対峙。



『あれはダメだ。殺られる。』



そう思った彼に敵の刃が届くまでに時間はかからないであろう。



その時だ。

目の前が暗くなり何が起こったかすら分からない。


人ですら獣ですらない。

認識すら危ういナニカ。

ナニカ。が語りかける。




「宮下よ。──お前はここまでだ。」


背中を冷たいものが走る。



どこか不気味にほくそ笑み、聞こえるはずもないのだが笑い声すら聞こえてくる気がする。



「少しお前の身体を借りるぞ?」


何を言っているんだ?

俺に話しかけてくるこいつは何だ?

分からない。

押し寄せてくる不安。




「我は【アニマ】」

「いや、その名は今日までだ。」


頭に声が響いてくる。


そしてアニマはこう語った。


「我はヒイラギ。新しい時代を創造してやろう。」




そう名乗ったヒイラギの足元にひれ伏す、先程まで襲いかかって来ようとしていた深紅の髪の者。




しかしながらに、宮下の視点はどこか客観的というかまるで神が世界を覗くかのような視点である。





そう。

アニマに、身体を奪われてしまったのだ。

身体だけでは無い、全てを奪われた。

宮下は悟った。



そしてアニマは宮下にこう呟く。

どこからともなく聞こえてくる。

アニマの声。



「宮下よ。いつか、また会おう。」

約束なのか、嫌味なのか。




____この時、ヒイラギという存在は

アニマによって書き換えられた。

読んでいただきありがとうございます。


感想やレビューもらえると


めちゃくちゃ喜びます。


拝読いただきありがとうございました。


では、また次回。

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