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20.酒と秘密と打明話 《後編》



厚生労働省の調査によると・・・



19歳の処女率は約7割を超えている。

だから、私がエッチをした事がないと言う事は

別に恥ずかしい事でも、何でもない!


ちなみに20歳を超えると

その率はガクンと下がるという。



だから、今、18歳の私には

平均値に推移していると言ってもいい。



別に恥ずかしくないし

自分を大切にしている私、誇らしい!

本当に誇らしい事だ。



でも、格上の女、の前で

それを言うのが恥ずかしかった。



ただ、嘘の彼氏エピソードを話せたとしても

嘘の性体験エピソードまでは盛れない!



昇華は私に性体験の有無を聞いて来た。

フリーズした私の答えは・・・

捻り出した答えは・・・



「ご、ご想像にお任せ・・・」



「ふっーーーーん?」

昇華の目が細くなる。




「ところでさ、昇華って何のサークル入ってるの?」

聞いてなかった事を聞こうとした。


「ん?どうして話題を変えようとするの?」



「うげっ」


まぁ、と前置きして

昇華はそう言った。




「別に、マクちゃんが処女でも、そうじゃなくても、私はどっちでもいいし、マクちゃん好きだよ」



ほわーん、と百合の花が咲くような雰囲気。

本当に良い友達を持ったと思う私。




「昇華〜っ!」

私はダラダラと涙を流す。

これはもはや処女ですと言ってるようなものだ。




私には、私なりのランク付けがある。




容姿も良くて賢い女。

容姿は良いけど少しアホな女。

容姿は良くない賢い女。

容姿も賢くもない女。



これが私の勝手に作ったヒエラルキー。

しかし、これらの順位は変動する。


非処女、というだけで

ひとつランクアップするのだ。


どうしてこういう思想に至ったのかは分からないけど。

私はそう思うのだ。






「演劇」





昇華が私に言う。



「演劇?」



「うん、演劇サークル」



演劇サークル?

昇華の言葉は荒削りだから

理解するのが難しい。



もしかして・・・昇華!?




「演劇サークル入りたいの!?昇華みたいな人が入ってくれたら、大人気だよ!」




「違う違う、マク」



「んー?」



???




「私ね、演劇サークルに入ってるんだよ」




え???





「なーに言ってるの昇華。いないよ昇華はサークルに」

そうだ。

昇華の姿は無い。



「劇団ジャンクション」



「昇華?」



昇華は酔ってるのだろうか。



「昇華!私の入ってるサークルは、劇団ファンクション、ね!」



「知ってるよ。私がいるのは、ジャンクション」



???




「どーゆうこと?」




「華型大学には、ふたつの演劇サークルがあるの。劇団ファンクションと劇団ジャンクション」



えっ!?




「私は、マクちゃんのいない方に所属してる」




えっ?



「マク。前にさ、秘密にしてることがあるって言ったでしょ?もうひとつは、これ」




私は驚きを隠せない。

昇華が・・・演劇サークルに?




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