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どエルフさん  作者: kattern@GCN文庫さまより5/20新刊発売
第一部第一章 女エルフと男戦士と冒険のはじまり
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第1話 どエルフさんと装備

本作品はカクヨムからの転載作品になります。

一発ネタから始まった作品のため初期はSSです。あらすじの内容になるまでには第二部までかかります。申し訳ございませんが、その辺りをご理解いただいた上でお読みいただけると幸いです。m(__)m

「チェインメイルなんて冗談じゃないわ。そんな見るからに重たい装備、動きづらくてしかたないわ。エルフは機動性が大事なのよ」


「そう言われましても。これが、この店で最も軽い装備でして」


「ふん。品揃えの悪い店ね。ティト、違う店に行きましょう」


 ご機嫌斜めなエルフ娘が、相棒の戦士の肩を叩く。

 するとどうだろう。


 振り返った男戦士は、指先にピンク色の布切れを摘んで彼女の方を振り返った。

 と、店主の顔が、はっと明るくなる。


「おぉ!! ありました!! もう一つ、激軽の装備がありました!! そちらのビキニアーマーです!!」

「なっ!?」

「モーラさん。アンタ、こんな鎧がいいのかい」


 顔を赤らめううんと唸りながら、エルフを見つめる店主と戦士。


 先程までの高飛車ぶりなど何処へやら、彼らに負けじと顔を真赤にするエルフ。


「ちが!! ちょっ、違うわよ、ティト、そういう意味じゃないの!!」

「お客様!! この世にこれより薄くて軽いエルフに最適な装備はございません!!」

「いやけど、それ、明らかに私の胸だと、隠れな――」


「それがこの装備の最大の武器にございます!!」

「防具なのに!?」


 店主はよい商売人の顔で言った。


 ちょっぴり、スケベな男の顔も混ざっていたかもしれない。


「二刀流に飽き足らず防具でも攻撃するとは。流石だなどエルフさん、さすがだ」

「なに妙な納得してるのよ、もう!!」

もし少しでも面白いと思っていただけたなら応援していただけると幸いです。m(__)m

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