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ある日の放課後


俺は島崎さん達に「「体育館裏まで来て」」と呼び出しを受けた。そして、俺が来ると島崎さん達は俺を逃がさないように俺を壁まで追いやり、三人で俺を取り囲む。そして、原田さんが俺に対して壁ドンをするとこう言った。


「美玖達、ちょっと怒っているんですけど~」

「えっと……」


 不機嫌にぷっくりと頰を膨らませる原田さんが

一番に視界に入る。なんか、原田さんを怒らせるような事をしたのだろうか?腕を組み俺達のやり取りを聞いている、両隣の二人にも聞こう。


「あの、俺、なにかしましたか?」

「別になにかした訳じゃないし」

「て言うか、私達も怒っているんだけど」

「えっ?」


 俺、この三人になにかしたっけ?ここ最近は、紗夜さんといる事が多かったから、原田さん達に迷惑をかける事はして無いと思うが、とりあえず謝っておこう。この人達を怒らせるのが、どれほど面倒くさいか俺が一番分かっている。


「その!ごめんなさい!」

「はぁ?何に対して?」

「えっと、それは……」

「まさか!分からないのに謝っているの!」

「はぁ……もういい」


 深いため息をつき、島崎さんが近づいてきた。そして原田さんに変わって、島崎さんが壁ドンすると、こう言った。


「たまには、私たちのこと構って……」

「そう事だよ!最近、楓達の事全然構ってくれないじゃん!」

「と言うことだから、今から私達とデートして貰う!」

「もちろん、拒否権はないよ。美玖たちも予定はないし白金君も今日はバイトがないはずだから大丈夫だよね?」


 最初からそのつもりでいたのか……仕方がない特に何もないし、この人達の言う通りにしよう。島崎さんは俺の手を掴むとこう言った。


「じゃあ、とりあえず。ショッピングモールへ行こう」

「はい……」


 こうして、俺はショッピングモールに行くことに。道中、左手は交代交代で誰かの手を握りながら向かう。同じ学校の生徒が下校しているのに、この三人は恥ずかしさとかないのだろうかと思いながらも俺は言われるがままに手を握る。


そして、ショッピングモールに着くと、いろんなところに連れまわされた。服屋でいろんな服を見たりしては、近くの下着屋に無理や行かされては、「「ねぇ、白金はどういう下着が好み?」」と俺の性癖を小林達に質問されては、それに近いやつを選んで見せてくる。


「こんなのとか、どう?」


にやりと笑う小林さん。薔薇柄で黒色の下着が大人の色気が漂わせる。やばい、刺激が強すぎて目に毒だ。できるだけ、小林さんを見ないようにしよう。


「ねぇ、白金、私たちも似合っているかな?」


薄緑の花柄の原田さん、真っ赤な薔薇の下着を見せてくる島崎さん。原田さんは清楚という感じで、島崎さんは情熱的な感じで、二人とも性格に似合っている下着だ。こんな下着身に着けてくると想像するだけで、理性が吹き飛びそうだ。


「ふーん白金君はこういうのも好きなんだ……」


 そういった原田さんは、即座にレジに向かい下着をお買い上げした。

それを見た二人も便乗し、下着をお買い上げするのであった。


「美玖あんた、今月ピンチなんでしょ?」

「今月ピンチだけど、バイト頑張る!」


 と意気込む原田さんであった。

その後、三人とアイスクリームを食べたり、ゲーセンでは大きなぬいぐるみをゲットしようとゲームに熱中したり、三人とはいろんなことをした。そして、俺は、家に着くなりすぐご飯を食べて、すぐ風呂に入り眠りにつくのであった。


その後、俺の後に夏木が洗面所へ。洗濯機に入れた俺のワイシャツを取り出し、匂いを嗅ぎ始めた。

そして、こういった。


「また、あいつらの匂いがする。そろそろおにぃを夢から醒まさせないと、一生私の物では無くなってしまう……」



物凄く久しぶりの投稿となってしまいすみません!

そんな中、読んでくださりありがとうございます!

次回もよろしくお願いします!

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