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ついに本番を迎えた。
今日は待ちに待った体育祭だ。
体育祭にぴったしの快晴。そして、この秋らしい過ごしやしい気温。
今日は最高の体育祭日和だ。
「じゃあ、行ってくる」
「気を付けてねおにぃ。私もお昼ごろには来るから」
と夏木に見送られ、学校に向かう。
今日は、土曜日と言う事もあり、道が空いている。
なんだか、とても新鮮だ。
普段なら、俺たちみたいな学生や、これから会社に向かう社会人がいるのに、今日は全然いない。
そして、いつもなら、混雑している道も今日はとても空いている。
俺は新鮮な景色を見ながら、学校に向かった。
ーー学校グラウンドにてーー
前日に準備をした席へ俺は向かい、開会式まで、ラノベ小説を読む。
こんな日にもラノベ小説をと思われるかもしれないが、俺にはラノベ小説がないとこの暇の時間を乗り越えられない。
雄一の友達がラノベ小説なのだ。
周囲の生徒達が楽しそうに話をしているなか、ぽつり俺は、ラノベ小説を読む。
そして、数分後
「おはようー白金君!」
と声の主は、俺の背中を思いっきり叩いてきた。
一体、誰だ。もう少し加減をして欲しいものだ。
俺はその主の方を見た。
「おはよう、白金君!」
まじか!末永さん!
「お、おはようございます!末永さん」
「今日の体育祭頑張ろうね!」
「は、はい!頑張りましょう!」
目の前に現れた末永さん。
体操着姿の末永さんは、なんだかちょっとエロくて刺激的だ。
とりあえず、顔を見よう……
いや!可愛すぎて無理だ!
「どうしたの?そんなに緊張しているの?」
「べ、別に緊張なんてしてませんよ!」
ただ、俺は目の前にいる貴方に緊張しているんですよ!
朝から、刺激が強すぎますよ!
その大きな胸に、目がいってしまいます
ごめんなさい!末永さん!
「ふーんそうなんだ。ならいいけど……」
末永さんが俺の顔に近づく。
これは、近すぎる……
「何かあったら遠慮せずに言うこと!分かった?!」
「わ、分かりました!」
末永さんは「風紀委員の仕事があるから!」と言って本部テントの方へ行ってしまった。
朝からドキドキした……
さて、ラノベ小説でも……
「おはようございます先輩」
「お、おはよう、原田さん。どうしたの?」
いつの間にか俺の隣に座る原田さんは、俺をじっと見つめてくる。
俺の顔に何かついているのだろうか?
そんなにじっと見られると、恥ずかしいですけど……
「先輩、私から視線を外さないでください」
俺は、原田さんの方を見る。
すると、原田さんは、俺の頬っぺたを両手で抑える。
一体何をしたいのだ!原田さん!!!!!!
「あの、原田さん……」
「先輩、今日、頑張りましょうね」
え?それだけ?
「返事は?」
と両手で俺の頬を圧迫してきた原田さん。
なぜ俺がこんな目に合わなければならないのだ!
「はい、頑張りましょう」
「よろしい」
すると、原田さんは手をどけ、どこかへ行ってしまった。
まるで台風のように現れては、消えて行ってしまった。
「はぁ……」
体育祭が始まったわけではないが、もう疲れてしまった。
すると、誰かが俺の背中をトントンと叩いた。
今度は誰だ……
「おはよう。白金」
「おはよう。島崎さん」
島崎さんはさっき、原田さんが座っていた椅子に座り、黙り込む。
まぁ、原田さんが座っていた場所は、島崎さんの場所だから特に問題はないが……
だけど、島崎さんがせっかく挨拶してくれたから、なにか喋った方が良いのだろうか?
このままラノベ小説を読んでもなんか、無愛想かな……
「なんか、緊張するね!」
「そうだね。だけど、悔いが残らないように頑張ろうね」
と島崎さんは俺の手を握る。
そして、島崎さんはこう言った。
「あ、あのさぁ、白金」
「はい、なんでしょうか?」
どこか、恥ずかしいそうな表情を見せる島崎さん。
島崎さんはこう言った。
「体育祭終わった後、ちょっと話があるから体育館裏に来て」
「はい?」
「じゃあ、約束だから」
とだけ言い残し、島崎さんはまるで俺から逃げるように離れ、他のクラスの所へ行ってしまった。
おいおい、ちょっと待てよ……
島崎さんの行動。そして、体育祭の後に話……
こ、これは、もしや告白!
いやいや、考えすぎた!
俺みたいな陰キャオタクに美少女が告白なんてありえないはずだ!
そんなのあり得るのはアニメだけだ!
「なんか、落ち着かない感じだけど、どったの?」
「こ、小林さん!」
「何?何?そんなに驚いちゃって」
「べ、別にいつも通りですけどー!」
たとえ、島崎さんに放課後呼び出されたからと言って、慌てない。
平常心、平常心だ。
「いやいや明らかに変だよ!あっ、もしかして、誰かに告白されたとか~」
と小林さんは冗談半分で言っているつもり、お見事、その冗談は正解です。
なぜ、当ててくるんだ!
「えっ、もしかして当たっていた?」
「えぇ、当たっています」
「えっ!誰に告られたの!」
椅子を俺の方へ近づける小林さん。
小林さんはものすごく興味津々だ。
「別に、告られた訳では無くて、ただ、今日の放課後、体育館裏に来て欲しいと」
「誰に!誰に!」
「島崎さんに……」
「まじか!?これはもう、告白だよ!優奈、白金君のこと絶対好きだもん!これはもう確定演出みたいなもんだよ!」
いやいや、あの島崎さんですよ……そんなはずがないですよ!
「よし!私も放課後、体育館裏に行くよ!大丈夫私は陰から二人のこと見守っているから!」
いやいや大丈夫ではない!
どうしてそうなる!話が飛躍しすぎだ!
「それじゃ、後で、白金と合流するから、くれぐれも逃げるなよ……」
と小林さんは言い残し。、他のクラスメイトのところへ行ってしまった。
こうして、俺は、強制放課後イベントが待ち受けることが確定した。
そして、ラノベを読む時間はほとんどなく、体育祭が始まるのであった。
最後まで、ありがとうございました!
次回もよろしくお願いします!




