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もう少しで、700ポイント!

まさかここまでいくとは……


これも皆様のお陰です!

本当にありがとうございます!これからもよろしくお願いします!


ある日のこと。


今日はバイトとかもなく、ただただだらだらテレビを見ていると、突然、夏木がこんなことを言った。


「おにぃ、一緒に買い物いかない?」


「どうしたんだ急に……」


いつもは一人で買い物に行くと言うのに、なぜ今日だけ俺を誘うのだ。


なにか裏でも……


「なんとなく……たまにはおにぃと歩きたいなーと思って。駄目かな?」


全然駄目ではない。


むしろ喜んで、ついていきます。


夏木の横を歩けるだけで、とても光栄です!


「行かせてもらいます!」


「じぁ、この後、行こっか!」


その後、俺と夏木は仲良くスーパーに向かう。


「おにぃ、今日の夕飯何がいい?」


「夏木が作ってくれるのなら、なんでもいいよ」


夏木の料理は日本、いや世界一だ!


一度も不味いなんて思った事はない!


どれも絶品だ!


だから、何も出てきても構わない!


それなのに、夏木は不機嫌に顔を膨らませているんですけど、何か駄目だったのでしょうか?


「それじゃあ、困るんだけど!おにぃは分からないと思うけど!毎日、献立考えるの大変だからね!」


夏木に迫られ俺は考える。


「じゃ、じゃあ、生姜焼き……」


「よし!分かった!私、頑張るよ!」


夏木は生姜焼きに必要な食材を買う。


「おにぃ、お肉はどっちがいいかな?」


値段の違うお肉を見せられたが、どっちでもいい。


だけど、こんな満面な笑みを見せられたら、どっちか答えるしかないよな


「じゃあ、左で」


理由は値段が少し高いからただそれだけ


「良かった。おにぃがどっちか選んでくれて……」


えっ……どう言う事……もしかして、選んでいなかったら……


「どっちか、選んでいなかったら……分かるよね?」


なるほど、イコール俺は、死んでいたことになる。


普段はおとなしくて、可愛い夏木も怒らせると、手に負えないほど、人柄が豹変する。


急死に一生とはこう言うことかもしれない。


買い物を終え、家に帰宅した俺達。


早速、夏木は料理に取り掛かる。


「すぐに出来るからね!」


夏木は手際良く、料理を作り始める。


前の誕生日プレゼントであげた、エプロンをつける夏木。


気に入ってくれて嬉しい限りだ。


「俺も手伝うよ」


「えっ、別に良いよ」


と言われたが、俺も手伝う。


なんだか、夏木ばかりに家事を任せるのは、歯痒いかったからだ。


「なんか、昔を思い出すね」


「そうだな」


幼いときは、良く母親と夏木で料理をしたものだ。


おぼつかない手で料理をして母を心配させたり、夏木と一緒に作った初めての料理は、原形をとどめないほどの料理を作ってしまったもんだ。


時には塩と砂糖を間違えたり、丸焦げの料理を作り上げてしまうこともあった。


そんな経験があったからこそ、今の料理があるのかもしれない。


「できたね!おにぃ」


と満面な笑みを浮かべた夏木。


その笑顔がまぁー可愛いこと!


夏木の可愛さに心打たれそうになった俺であった。


その後、俺達はごはんを食べる。


夏木と一緒に作った生姜焼きは格別に美味しい。


「はい!おにぃ!あーん」

「えっと……夏木さん……」


この状況は、なんでしょうか……

まさか……


「ほら!食べて」


「じゃあ、いただきます」


俺は夏木から貰った生姜焼きを食べた。


夏木から貰った生姜焼きはさっき食べた生姜焼きと味は変わらない。


だけど、夏木に食べさせてもらったと言う事実もあり、一味美味しい。


「あのさーおにぃ……一つ相談なんだけど、実は柊さんの誕生日が近いの……それでおにぃにも協力してほしいの。勿論、いいよね?」


夏木は俺の手を|優しく握ぎる。


柊 紗月


俺は彼女が苦手だ。


なぜなら、彼女は夏木を溺愛するがあまり、俺を敵視しているからだ。


だから正直のところ、夏木の協力は断りたい!


だけど、生姜焼きを食べて、「はい、協力しません」とは言えない……


それに、夏木に握られた手。


これは、「断らせないよ」と言う意思表示だろう。


「もちろん、協力させてもらうよ」


「ありがとう!おにぃ!」


「どういたしまして……」


て言う感じで、夏木に協力することになったのだが、俺は一体何をすれば……


読んでくれてありがとうございます!

次回もよろしくお願いします!



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