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順番がバラバラになってしまっているため、近日中には、直させてもらいます。この話は以前投稿した前の話になります。

「なぜ、私達が白金さんのお宅で、誕生日パーティーを開かなくてはならないでしょうか?」


腕を組み、俺を睨む柊さん。



いつもの俺だったら、ここでひるんだりするところかもしれない。


だが、夏木のためだ。言いたいことはしっかり言わなければ


「それは、俺も夏木の誕生日パーティーを開く予定だからです」


「なら、私達と目的が一緒ですね!白金さんのお宅でやりま!」


「駄目です」


と即答した柊さん。


俺の家でパーティーをやる事は、互いにデメリット的な事はないと思うが……

思っていなかった回答に、驚いた俺。


一体、どうして、柊さんは断ったのだろうか?


「どうしてですか」


「私達はそれ相応に準備をしてきています。それをこの人の都合で変えることは出来ません」


「確かにそうですね……」


そんな事は、分かっている。柊さん達も夏木のためにパーティの準備をしてくれている事は知ったうえでこうして、お願いしている。


「お願いします!俺、夏木を喜ばせたくて、サプライズパーティーを開きたいのです!だから!」


と俺は必死に頭を下げる。


柊さん達も、俺と同じく、夏木のために誕生日パーティーを計画してくれているが、俺はそれ以上の思いで、計画をしてきたつもりだ。

だから、何回断られても、引かないつもりだ。


「駄目です」


「そこをお願いします!」


「だから駄目です!」


「そこを何とか!お願いします!」



その思いが通じたのか、柊さんは「はぁ……」とため息をついた。


「私達は、白金さんの誕生日にパーティーを開く予定でしたが、仕方がありません……白金さんの誕生日前日に開きます。これでどうですか?」


「あ、ありがとうございます!」


これで、夏木のサプライズパーティーを開ける。


良し!最高のパーティーを開いて見せる!


「これ、俺からの招待状です」


「えっ、私達も良いのですか?」


「もちろん」


「では、楽しみにしています」


「えぇ、楽しみにしていてください!」


悪いが、柊さん。


俺は、柊さんに負けないほどのパーティーを開いて見せるから。


と俺は、ひそかに柊さんにライバル視をするのであった。


だが、俺は、この人のことを良く知らなった。


それ故、この人をライバル視していたことを、後悔することになるが、俺はまだ知らない。



読んでくれてありがとうございました!

次回もよろしくお願いします!

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