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109.「夢」、「見る目」、「葡萄」
「夢」
夢は小さいほうがいい
叶いやすいから
叶えて叶えて
結果、振り返ったとき
大きな夢が叶っていたことに
気づけたらいい
ーーー
「見る目」
苦手だったものでも
時間が経ったことで
好きになることがある
何故こんなCDを買ったのだろう、と
当時はピンと来ず、しまいこんでいたものを
今取り出して聴いてみるとすごく良くて
過去の自分に感謝したくなるから不思議だ
人との関係も同じかもしれない
本当は自分には見る目があるのだ
ーーー
「葡萄」
車は緑豊かな都心の丘陵地を走る
爽やかな秋の風を受けて心が震える
病弱でいつもは家から出られないから
迎えに来る彼は翼をくれる天使になる
つきあうのは大変だと
彼のまわりの人々は反対するけれど
気にしないでサポートしてくれるから
ますます好きになる
このあとは、いつもどおり
マーケットに寄って
葡萄を買って帰りたい
そのままで
そのままで
美味しい季節だから