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新しい仲間 ―3人と1匹―

今回は旅するギニャーさんhttp://mypage.syosetu.com/175834/とのコラボです!なんとお礼を行ったらいいのか・・・ありがとう御座いました^^

「じゃあリト、アキ!まずは勇者御一行候補の人に会いに行ってこい!」

クソ親父が言う。

はぁ・・・・・・・・・・・・・。なんでこんな事になったんだか・・・・・・・・。

「ここから一番近いのはガイラルの街だな!!」

『いや、なんでんなテンション高いんだよ・・・・・・・。』

「いつもの事でしょ。」

何気にひどいな、アキ。

「あ、忘れる所だったわ。リト、はい。勇者ナイトバッジ。」

『ありがと、母さん。』

「そしてアキ、勇者御一行ナイトパーティーバッジ。」

「ありがとう、母さん。」

勇者ナイトバッジ・勇者御一行ナイトパーティーバッジとは、勇者ナイトであること、そして勇者御一行ナイトパーティーであることを表す、勇者ナイトにとって大切なバッジなのである。

「きっと壮大な旅になるだろうな!!行ってこい!」

「行ってらっしゃい、リト、アキ!!」

『はぁ・・・・。行ってきまーす・・・・・。』

「行ってきます。行くよ、レイ」

「ニャーァ!(分かったのです!)」

俺とアキはクソ親父、母さんに挨拶をして旅に出た。

こんなんで大丈夫か・・・・・・?

『アキ、ガイラルの街ってどっちだ?』

分かんなくなっちった。

「こっちだよ、リト。」

『悪い悪い。』

ガイラルの街というのは、俺たちの街からほど近いところにある、商業などが盛んな街で、いろいろな人々が集まっている、勇者御一行ナイトパーティー探しにはちょうどいい街だ。

「それにしても・・・・不安が尽きない旅だね。」

『ああ・・・・。ホント、何が起こるか分かんねえし・・・・・・・。』

でもまあ、ここまで来たらやるっきゃねえ。魔王退治でもなんでもやってやる!

「ここだね。ガイラルの街・・・・・。」

『俺この街に来るの初めてだわ。』

「僕は一回来たことがあるかな。」

『とりあえず、ギルドでもある宿屋に行くか。』

「うん、そうだね。」

そんな会話を交わし、俺達は宿屋へと向かった。

カランカラン・・・・・

「いらっしゃーい。なんの御用だい?」

見るからに肝っ玉、といった感じの女の人がカウンターに立っていた。

『あー、勇者になったリト・ルーンヴァルトですけど。』

「あ、勇者様だったのかい。大歓迎するよ!」

『その勇者様ってのはやめてくださいよ、そう言うのは調子に乗ってる奴みたいで嫌なんで。』

「良い事言うねぇ!分かったよ、リト!」

そのとき、  バァンッ!!

「ハァ、ハァッ・・・!!大変です、姐さん!!」

急に男の人が息を切らしながら入って来た。その様子から、かなりマズイ事態なのだろう。

「どうしたんだい!?」

「第五の配下、『アルケイルラ』が攻めてきました!!今、広場に居ます!」

「今、セイヴァンスさんちのファルィちゃんが戦ってくれてるんですが一人じゃあ・・・・!!」

「なんだって!?」

第五の配下、『アルケイルラ』。確か魔王の配下で、氷の魔術を使うやつだったな。そうとなったら!

『アキ、行くぞ。』

「・・・・・お人好し。」

『るせー!!ホラ早く行くぞ!』

「いいのかい?リト。」

『ま、一応曲がりなりにも『勇者』だし・・・・。行ってきます。』

「怪我、するんじゃないよ!!」

その言葉に俺は背中を向け、右手を挙げて手を振って宿屋を出た。

『アキ、急ぐぞ!!』

「おっけ。」

俺達は広場まで走った。

そして、広場に着くとそこには満身創痍でボロボロの女の子が居た。

「これで終わりだ・・・・・死ぬがいい!!」

アルケイルラは、女の子にトドメを刺そうとする。女の子はボロボロで、動けない。

「くぅッ・・・・・・!」

女の子は恐怖からか、目をきつく瞑る。

『アキッ!!』

「おっけぇッ!!」

俺はアルケイルラに向かって走り出し、アキに合図を送る。

「彼、リト・ルーンヴァルトの剣に、宿れ溶かし燃やす焔よ!宿りし焔は全てを溶かし、燃え盛る炎は全てを焼き尽くす!」

アキがその呪文を高速で詠唱し終わると同時に、俺の剣に焔が宿る。

『おおおおおらああああああああッ!!焔破轟炎斬ッ!!』

「何ッ・・・・!?」

俺の焔を纏った剣はアルケイルラに直撃する。

「グアァッ!?」

「えっ・・・・・・・・・?」

「でた、リトの『絶体絶命幸運』。」

そう、俺はこの『絶体絶命幸運』の自分でも驚くほどの幸運で今までのピンチを躱してきた。

『大丈夫か?』

「えっ、あ、大丈夫・・・・。」

『癒せ、淡き光。淡き光は彼の者を照らし、優しく傷を癒す。』

俺は女の子に回復魔術をかける。

「ありがとう・・・・。」

俺は女の子を下がらせる。

「な、何だ貴様ハァァ!?」

『アキッ!アレ行くぞ!!』

「りょーかいっ!」

そう言って俺はアルケイルラに向かって走り出す。

「走れ雷、迸れ電光!走る雷は全てを刺し貫き、迸る電光は全てを切り裂く!」

その雷は俺の剣に宿り、黄色い雷の刃になる。

『雷刃光連牙ッ!!』

雷の刃で四回ほど連続で切り裂く。

「ガァアッ!?グァァアアッ!!」

俺の攻撃を受けると、アルケイルラは灰になり黒い水のようなモノに吸い込まれていった。

『アキ、ナイスアシスト!!』

「リト、ナイスアタック!!」

俺達はパァン!とハイタッチをした。

「あの・・・・。」

『ん?』

さっき助けた女の子が話しかけてきた。

「助けてくれて、ありがとう。」

『ああいや、気にするな。とりあえず、一旦宿屋に行こうぜ?』

「そう・・・・ですね!」

「じゃ、行こうか。」

ちょっと疲れたかも・・・・・。

カランカラン・・・・・

「リト、アキ!!怪我してないだろうね!?」

『してないよ。』

「それにファルィちゃんも居るんだね!」

「はい。リト、さんに助けてもらいましたから。」

「そうかいそうかい!」

「あ、あの、リトさん。」

『んあ?何?』

「その・・・・私を勇者御一行ナイト・パーティーに入れてください!!」

なんかお願いされた。まあ、魔術使えるみたいだし、いいんじゃない?

『別に構わないぜ?なあ?アキ。』

「そこで僕に振るんだ・・・。まあ、僕も構わないよ。」

『んじゃ、決まりだな。改めて、俺はリト・ルーンヴァルト。よろしくな!』

「僕はアキ・ルーンヴァルト。よろしくね。」

「リトさん、アキさん。私はファルィ・セイヴァンスです。フィルって呼んでください!」

『これからよろしく!フィル!!』

「これからよろしくね。フィル。」

「はいッ!!」

俺達に返って来たのは、笑顔の返事だった。



俺達の冒険は、新たな仲間を加えて、動き出した。

ここから、始まるのだ。壮大な、冒険が―。


まだまだ続きますよ!(`・ω・´)

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