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07: うろこ雲

 彼女は校舎の屋上にいた。

「明日のお弁当はお魚がいい」

 俺は驚く。

「構わねえけどお前、魚苦手だろ」

「うろこ雲見てたらね、なんか急に」声が小さくなった。

「わけわかんねえ」


 本当は知っている。

 幼馴染だし、食べ物の好みは把握済みだ。

 片思いの相手は魚が好物らしい事も。


 うろこ雲と同じ茜色に頬を染め「お願いね!」と言い残し彼女は階段を下りていった。

「鮭マヨお握りにでもするか」

 少しだけ魚が苦手になりそうな予感がした。



なぜ彼は幼馴染の彼女の弁当係なのか?

謎を残してしまいました。反省。

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