idea note 10
私自身は相撲に関してはほとんど観戦しませんし、興味も皆無に等しくて申し訳ないのですが、今、Wikipediaに寄りますと相撲部屋は四十五あり、今後も増減はあるそうです。
相撲と言えば力士の四股名、親方の名前、部屋の名前と揃って縁起の良い物、強そうな物、大きな山や河川などから名前を拝借して名付けていたりします。
そこで例えば「たこ部屋」と言う部屋があって「どぶ川親方」が居て在籍している力士も「天保山」とか、低い山や短い河川、縁起が悪そうな名前を拝借したような四股名の力士ばかり、四股名の通り成績は芳しくなくて連戦連敗、黒星、負け越しなどと言う言葉ばかりが並びます。それでも力士達は明るくて前向きで部屋での稽古も頑張っています。しかし、結果は毎度同じという……
ですから年六度の本場所については書くのを控えて部屋での日々の稽古では珍しい技について練習しようとするのですが、なかなか上手くいかず、あれこれと試すうちに日が傾いていました。
ある時はちゃんこ鍋について議論する力士達、地元の食材やら調味料を持ち寄って最高のちゃんこ鍋を作ろうと意気込むのは良いのですが、気が付いたら随分と遅い時間となっていました。
地方巡業へ行った折、地元の人のちょっとした作業を手伝ったら「引退したら、うちで働きなさい」と喜んで良いのか悪いのか、その様な言葉を貰ったりします。
またある時は近所の飼い犬ポチが首輪を外して駆けだしてしまい、飼い主が見失ってしまうと言うことが起きました。
近所と言うこともありましてたこ部屋の力士達もポチを捜すのに協力するのですが、ポチは力士達の姿を見るとその屈強な体格に驚いてしまい、逆に逃げてしまってポチが飼い主の手元へ戻るのには思ったよりも時間がかかりました。
相撲部屋を舞台にした作品は多々あると思いますし、どこかで重複するかもしれません。それでも相撲部屋での他愛もない日常をふと思い付いたのでidea noteの一つとして書いておきます。
ちなみに最初に思い付いたのは散歩中の飼い犬がランニングしている力士達に驚いて逃げ出してしまう場面です。
最後の最後、最終回では部屋に在籍する力士が大金星を挙げるとか、そういう話が有っても良いかもしれません。