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KAKUYO  作者: 四季


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20/61

紅葉 ◇

夕暮れの空に映える紅葉(もみじ)

探し続ける愛しさを

まとい流れゆく雲の下

思い出す物語


夕暮れの風になびく紅葉

揺れる髪を愛しさを

想い流れゆくその心

今や誰一人知らない


淡い気持ち 甘い囁き 奏でるは懐かしき記憶


(くれない)ひらりと舞い降りて

水溜り染め上げる

愛しさひらりと舞い落ちて

頰を涙が染めてゆく


思い出の場所に生える紅葉

探し続ける面影を

いつか見つけ出した暁には

語り合う物語


思い出の場所で会える紅葉

薄れゆく記憶の儚さを

心に留め歩き出す

今はただ一人寂しく


青い(そら)と 赤い()が 唄うのは懐かしき記憶


紅はらりと舞い散って

水面を朱く染める

涙はらりこぼれ落ちて

哀が視界を染めてゆく


秋の夕暮れを越え 長きにわたる冬を越えて

いつかたどり着くその場所には……


紅ひらりと舞い降りて

水溜り染め上げる

愛すらひらりと舞い落ちて

頰を涙が染めてゆく

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― 新着の感想 ―
[一言]  紅に染まっていく情景が目に見えるようです。  水たまりも、涙がつくったものなのかな。
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