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KAKUYO  作者: 四季


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冬の往来 ◇

もうすぐ冬が来る


静かな秋が切なげに微笑んで別れを告げる頃

冬は足音もなくやって来る

優しい春が穏やかに横たわり目を覚まさぬうちに

冬は何も言わずに訪れる


もうじき冬が来る


澄んだ空が寂しげな顔をして世界を見下ろす頃

冬は足音もなく歩み出す

冷えきった海が懐かしく昔を語る夜を

冬は何も言わずに通過する


あぁ 冷たさの中で 降る雪の白さ

あぁ 悲しさの中で 流れる涙の白さ


もうすぐ冬は発つ


優しい春が穏やかに目覚め出会いを告げる頃

冬は足音もなく去っていく

せっかちな夏が駆け足で迫り来ぬうちに

冬は何も言わずにここを去る


もうじき冬は発つ


澄んだ空が暖かな陽を浴びて世界を見下ろす頃

冬は足音もなく姿消す

溶けきった雪が新たな芽を突き出させる朝

冬は何も言わずに別れゆく


あぁ 麗らかな陽の下で 歌う夢の淡さ

あぁ 緩やかな波の下で 祈る明日の淡さ

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― 新着の感想 ―
[一言]  冬の詩って、枯れ果てたり、春までの眠りの「静」のイメージが多くて。 「動」のイメージの詩は、冬の厳しさ(「静」だと受動、「動」だと能動)を描くものがほとんどの気がします。  これほど、冬…
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