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トランスジェンダーの日常

ホルモン大好きかなみさん

私はホルモンが大好きなので定期的に欲しくなりますw

ある意味常習性があって、取り扱いを間違えると危険なモノですよねw

私の好きなホルモンはほとんどが油なので、ダイエットしている身としてはちょっと複雑な気持ちです(汗)

でも止められない、止まらない!

そんなホルモンのお話です!



皆さんは焼肉で何のお肉のどの部位が好きですか?


サシの入ったカルビ?程よい赤身のロース?ここは渋くハラミでしょ!


それとも、油たっぷりプルプルの豚トロ?いやいや、油と言ったらホルモンでしょう!


ザブトンやミスジ等の希少部位なんかも捨てがたいし、ヒレの中心!シャトーブリアンこそ至高!


大人なレバー、触感が楽しいタンやハツなんかも良いですね♪


上記のように、色々な意見があると思います。


ちなみに私はサシの入った特上カルビも捨てがたいですが、程よく油のある鶏もも肉が好きです!(おい!)


アラウンドサーティ…つまりアラサーになった今でも、私は胃もたれ?何それ?美味しいの?を地で行くオリハルコンで出来た胃袋を持っています。


…まぁ「油の甘みがんまぃんやねん!」と平気で言えるので、デーブーなんですけどね。


そんな焼肉ですが、ホルモンの語源は関西弁で捨てる部位の事を『放るもん』が由来だ…みたいな話もあるようですが、どうやらギリシャ語由来の医学用語で、『身体の重要組織や器官の活動を調整する生理的物質』のホルモンから来ているみたいですね。


まぁ、内臓料理と言うよりはなんかイメージ的にいいですけど。



という訳で、大半の人が想像していた通り、今回は医学的な方のホルモンのお話をします。


その中でも、トランスを開始したばかりの皆さんが気になるホルモン注射に関してお話をしますよ!





さて皆さん、ホルモン注射っていくらぐらいかかるかご存知ですか?


そもそも、ホルモン注射と一言で言っても色々あります。


まぁ私はMtF(男→女)なので、主に女性ホルモンを体に打ち込んでます。


いわゆる、筋肉注射というやつです。


肩の上の方かお尻に打つみたいですが、私は肩に打ってもらっています。


痛みが苦手な方はお尻の方が痛くないみたいですよ?


ん?私は痛みに強いのかって?


HAHAHA!


めっちゃ弱い!!(ドーン!!)


それでもねー、なんか恥ずかしいやん?お尻。


もし運悪く、出した拍子にまだ付いてるωさん(棒の方)がポロリしちゃうと…って考えると、ちっぽけな矜持がねw


正直、刺さってる時間が長くてまだまだビビりながら打ってもらってるけど、痛みの度合いでいうと電気針のヒゲ脱毛の方が10倍痛いので、それと比べれば耐えられるってもんです。


ちなみに、筋注用の女性ホルモン剤ってほとんどがごま油なんですって。


ごま油にまみれた女性ホルモンを肩の筋肉の中に入れて、ゆっくりと全身に行き渡らせるようです。


…そう言えば筋肉注射で油を体内に入れた場合、脂肪分が肩に残らないのかしら?



ちょっと話がそれちゃったので元に戻しますが、私とは逆のFtM(女→男)さんの場合は男性ホルモンを体に入れる訳ですよね。



ただ、男性ホルモン注射に関してはあまり詳しくないので割愛させていただきます。

(FtMさんスマン!)


と言うよりも、正直「私のカラダの中の男性ホルモン滅ぶべし」って常々思っていたので、テストステロンが男性ホルモンやで~くらいしか知らないんですよね。


なので、私が男性ホルモンで知ってる唯一知識は『テストステロンから作られたジヒドロテストステロンがハゲる原因』って事くらいです。


頭の前からてっぺんに掛けて毛が生えてないMtFって、髪を伸ばしても落ち武者スタイルにしかならないので、マジで不安でしたからね…(遠い目)


まぁ今もフサフサなのでひと安心ですけど。



では早速…女性ホルモンに関してですが、卵胞ホルモンと黄体ホルモンがあります。


基本的には卵胞ホルモンを体に入れ続けることで、男性ホルモンを徐々に減らしていくことができ、少しずつ体の女性化が進んで行きます。


黄体ホルモンも男性ホルモン減らせる女性ホルモンなんですが、こちらの方は男性ホルモン値を減らすために摂取するとか、ある程度おっぱい育ってきた時にさらに大きくなぁれの希望を込めてブーストに使うとか色々ですね~。


でも黄体ホルモンを摂りすぎると、乳首さんのカラーがダークな方向に行っちゃうみたいですが。


あと、黄体ホルモンってブスホルモンとか言われてるみたいなんですが、詳しいことはまだ完全にわかってないんですよね…


そこんとこどうなんですかね?純女さん。



本来の純女さんと同じ様な周期になるように取る人もいれば、卵胞ホルモンだけでええわって人もいます。



他にも抗テストステロン用の錠剤だとアンドロキュアみたいなものもあるんですか、お医者さんの指示と本人の希望をすり合わせて処方して下さい。


ちなみに、私の場合は既にゴールデンボール氏とは縁を切ってますので、もはや男性ホルモンとは絶縁状態になってます。


なので、卵胞ホルモンだけで良いかなぁと。

(家に残ってる黄体ホルモンどうしよう…)



これまではずっと錠剤を呑んでたんですけど、今年から注射に変えまして。


そこで問題となって来るのが『どこで注射を打ってもらうのか?』と『注射1アンプルでおいくら?』なんですね。



基本的には通院しているジェンダークリニックで打ってくれるんですが、私が通院しているのは東京の御茶ノ水。

(はりメンさんです)


私の住んでいるところが静岡県。





…交通費がね…、ヤバいんですよ…(白目)



静岡県内でも、一番近いところで静岡市に行かなきゃいけないし、静岡市まで車で通うとしても約1時間30分かかる…


地方のトランスジェンダーってホントに大変なんですよ…


お金もかかるし、時間もかかる…


そんな訳で、住んでる近く(静岡県三島市周辺)で探しましたよ。


主に内科・婦人科・精神科で問い合わせして対応してくれるところを探しまくり。


田舎に住んでると、近くで探そうとなると本当に大変です。



特にメンタル面で。



片っ端から電話で問い合わせてみるも、あっさりと切られることもあれば、「ウチは不妊治療に力を入れているから不妊の原因になる行為はしない」と言われたこともあります。



まぁ気持ちは分からくもないですが、私もうタマちゃんないのにねぇ…



そんなこんなでことごとく断られます。


マジで泣けてきます。


そうこうしてやーーーっと、とある婦人科で対応してくれると。


お家から10分で行けるのでめっちゃ楽になるんですが、詳しく聞いてみるとお値段がね…(白目)


そうなんです!ホルモン治療は自由診療なので、病院によってお値段がバッラバラなんです。



ホルモン注射の量・間隔は人それぞれあるので参考として私の例を記載します。


私はプロギノンデポーorペラニンデポーを1週間に1アンプル(10mg)必要です。


でも毎週通院出来ないので、2週間に2アンプル(20mg)を打ってもらっています。


ちなみに、プロギノンデポーとかペラニンデポーは卵胞ホルモンです。



若干プロギノンデポーの方が薬価が高いんですが、ザックリいうとどちらも1アンプル230円~310円くらい。


注射針は使い捨てになるのでその費用とか、注射をするという人件費や利益等を含めると700円~800円になると思います。



さて、病院で1アンプル打ってもらうとどのくらいのお値段なのかという訳ですが、多分1500円~3000円が多いんじゃないでしょうか?


1000円くらいだと良心的な病院ですね。


1500円がまぁ納得のお値段くらい。


3000円だとかなりぼったくってますね。このお値段は美容外科とかに多いのかな?

(美容外科とかはこのお値段が結構普通です)


中には4000円を超える真のぼったくり病院があります。


ちなみに、以前行っていた場所(その対応してくれてた婦人科にしばらく通ってました)は3000円でした。


美容外科と産科、婦人科が一緒になっているような病院です。



でもね、住んでいるところの周辺を片っ端から問い合わせて、そこしかホルモン注射してなかったのよ…


田舎ってそんな所…




でもですね、私の場合かなりラッキーなことに10年以上通院しているかかりつけの内科(個人病院)がありました。


静岡に引っ越しして来てからずっとお世話になってるんです。


それに、昔から小児喘息を持っていて、内科に良く通っていたのが初めてラッキーと思いましたね。



病院の皆さんと結構親しくなってたので、主治医の先生に直談判しました。


カミングアウトせざるを得ないのがちょっとデメリットですが、前から通院していて今後も通院するんですからどのみちいつかカミングアウトせざるを得ないので、それが早まっただけの話ですしね。



インターネットでプロギノンデポー筋注用10mgとペラニンデポー筋注用10mgの薬価を調べて、その取扱説明書を含めて印刷し、メンタルクリニックで紹介状を書いてもらい、ホルモン注射がかなり安いはりまメンタルクリニックの1アンプルあたりのお値段を参考価格として資料にまとめてプレゼンテーションです。


燃え上がれ!私の小宇宙(プレゼン)!!



そのおかげで検討してもらえました。


病院としては『普段仕入れているところから入手できるか?』『値段設定をどうするのか?』という事を検討すると言ってましたね。


病院としても初めてのケースだそうです(汗)



そしてありがたいことにペラニンデポー10mg 1アンプルを760円でやってもらえることになりました!イエィ♪


もうね、以前は1アンプル3000円だと1ヵ月を4週間と考えると、月1万2000円+αの出費だったのよ…


それが今は月3040円…


月に1回ホルモン値や肝機能の血液検査(4000円~5000円)含めても今の方が安いわ。



トランスってめっちゃお金がかかります。


必要なお金ってホルモンだけじゃないからね?


特に手術まで考えていると尚更。



なので、日々のホルモン治療費用の負担が大きくて嘆いている時は私のような方法もアリじゃないでしょうか?



もちろん、カミングアウトする必要があるのでデメリットとなりますが、どの道、病気とかケガとかのいざという時に、元男性という事を言わざるを得ない状況があるかもしれません。


その事を考えると、あらかじめカミングアウト出来ているかかりつけ医があるのはメリットにもなるのかなぁと思います。



まぁ、完全に埋没して生きていく場合はカミングアウトなんてしたくないと思いますが。



生き方は人それぞれなので、自分自身で納得できる生き方をすれば良いと思いますが、日々のホルモン治療代金で悩んでいらっしゃる方は参考にして下さいね♪

駄文すみませんでした。

あくまでもご参考までに。


では、また機会があったら何か書いてみます。


ご拝読ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] わたしが行ってる病院だとペラニン10mgを2Aで702円で、その値段に外来診療の再診料が788円掛かって合計1490円♪ 死ぬまで必要なものだから、安い病院だと凄く助かります!
[良い点] 私はそこまではしないんじゃないかなと思いますが、いろいろと医学的に興味深い話題でした。結構お金かかるんですね。 [一言] 注射の時間が長いのかな。腰痛の痛み止め注射を腰に打ったことが何回か…
[良い点] 多分使い途の無い知識ですが興味深く読ませていただきました。 [一言] 日本の焼き肉等でいうホルモンはおそらく戦争前後の一種の流行語の名残と思われます。 当時の手記等を読むと精のつく動物性の…
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