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近所のバカっぽいおじさんがガチで強すぎる件 作者:村前慎太郎
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プロローグ

ある日、世界が反転した。
ほんの一瞬だけビジュアルがネガの状態になったのだ。

最初は貧血かなにかで一瞬そう見えたのかと気に留めることはしなかったが、とある友人が自分と同じ体験をしたと話し、テレビでも同じことが起こったと流れている。

その日、その反転が起こった丁度7日後に、世界はまた一瞬だけ反転した。

人々はこの不可解な現象に眉をひそめた。
自分だけではなく他の人間全員が同じ時間に同じ体験をしている。

しかし、この2度目の体験から来る現象への疑問や不安は次の瞬間霧散し、恐怖で上書きされることになる。

見たこともない、いや正しくは空想の世界のみで見たことのある何かが目の前に在った。

ゲームやアニメ、漫画を知っている者であればモンスターと表現せざるを得ない存在。
多種多様な色や形のそれらは明確な敵意を持ってこちらを見ている。

そしてもう一つ異質な存在。
それは目の前に刺さった剣だった。

砂場に居ようとアスファルトの上に居ようと、地下に居ようと高層ビルの40階に居ようと関係なくそれは目の前の地面に床に刺さっていた。

この国でこんな刃物(使えるか使えないかわからないが)を手にしてしまえば間違いなく銃刀法違反で逮捕される。

だが、周りに誰も居ない者はさておき周囲に大勢居る者は理解できた。

「ひとり1本なのだ」と。

そして世界は滅んだ。

目の前のモンスターにより人間が蹂躙されたのだ。
現代人は武器を扱う訓練などとうてい受けておらず、なすがままにされたのだ。

もちろん生き残った者もいる。
襲いかかってきたモンスターを目の前の剣で撃退できた者、逃げた者。
ただ生き延びた者も人間であり、生き延びた人間同士の争いに巻き込まれたり、隠れ場所をモンスターに発見されたりと、確実に数を減らしていった。

それでも生き残った者は手を取り合い、この滅んだ世で生きるために工夫をした。
ある程度時間が経つと安心した人間はその安心の中で秩序を持ち、秩序についていけなかったマイノリティはその秩序に壊されるか、その秩序を壊すかによってさらに人間は数を減らしていったのである。

これはそんな秩序を持ち、荒れ果てた世界に生きるある一つの共同体の話。
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