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アイロンピッチ 大学野球編  作者: 仲間共成
9/12

第8話「改新、躍進」

 前回までのあらすじ―――――


 4年が引退。

 そして、開幕したスーパーコメット夏期リーグ。

 開幕戦の相手は努誠大学。

 今年で2年となる我妻が味方の1点を守りきり、試合は1-0で銘央大の勝利。

 スタートダッシュに成功するが、まだ1試合が終わっただけ。

 除外危機も、これで終わりではなかった―――――


 ―――――――――――


 4月。

 銘央大野球場――――――

 今年も、大学では入学式が行われた。

 野球部に入部した新入生は6人。

 その中で一番期待出来るのが―――――


 「ウィイイイッス! オレの名前は川松流斗(かわまつりゅうと)! 高校では遊撃手(ショート)をやってました!」

 この川松という男。

 「この1年は面白いぞ、高校時代でもムードメーカーを自称していたそうだ!」

 「まあ、このノリじゃなあ……」

 「1年も持たないだろ……」

 監督からの紹介に対し、先輩からは冷たい声が。


 そんな新入部員の紹介が終わった翌日、スーパーコメット春期リーグ第11戦が行われる。


 その相手は、万年9位の會嚶(かいおう)大学。


 試合前に反社会的組織らしき男女の集団が、俺に対して「負けてくれれば栄養費を差し上げますよ」等といった声を掛けて来たが、俺はそれらを無視してベンチへ。


 今日も、銘央大の先発は俺だ。

 1回裏の會嚶大の攻撃。

 しかし、今日の試合には何故か違和感が。

 (プレッシャーのような物を感じないな……)

 それは、會嚶大の選手達の士気が無さすぎる事だった。

 また、三塁側のスタンドを少し見てみると、先程声を掛けて来た男女と同じような姿の集団が観戦に来ていた。

 (とりあえず、手を抜いてみるか)

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